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テクニカル教室

第9回「目標値計算編 その2」

掲載日:2019年11月15日

1、フィボナッチ・アーク

フィボナッチ・アークは、時間的概念を加えたものであり、➀から➁までの直線上とフィボナッチ・リトレースメントのポイントが交差した地点A、B、Cに、②を起点として弧(アーク)を描いたもです。基本的な見方は、フィボナッチ・リトレースメントと同様で、アーク近辺がサポートやレジスタンスとしてポイントとなることが比較的多く見られます。

2、フィボナッチ・ファン

フィボナッチ・ファンは、頂点となる➁からの垂線に、フィボナッチ・リトレースメントのポイントが交差したポイントA、B、Cに、起点となる➀からA、B、Cを通過するラインを描きます。そのライン上がサポートやレジスタンスとしてポイントとなることがあります。3つのラインが扇状(ファン)であることからその名がついています。

フィボナッチ・リトレースメントに時間的概念を含むフィボナッチ・アークや、フィボナッチ・ファンを重ねることで、価格目標に加えて何時頃までにとの時間の目標も立てることができることから、予測の幅が広がります。

【提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社】

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【筆者紹介】

竹内 友浩
SBIリクイディティ・マーケット 金融市場調査部 副部長
国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA) 認定テクニカルアナリスト
日本テクニカルアナリスト協会 検定会員

証券会社などでコモディティー、証券業務に従事、為替部門ではカスタマーディーラーとして勤務。現在、SBIリクイディティ・マーケット 金融市場調査部に所属、日々ディーリングルーム内で為替動向をウォッチ。SBI証券、SBIFXトレード、住信SBIネット銀行、Yahooファイナンス、雑誌などに寄稿