テクニカル教室

第1回「テクニカル指標の基礎」

掲載日:2019年06月27日

トレンド

トレンドとは、直訳すれば不規則な動きの中に見られる「方向性」です。通常、価格変動はジグザグな動きをし、連続する山と谷を形成します。この不規則な動きの山と谷が示す方向性がトレンドです。ダウ理論では「投資家にとって重要なのはマーケットの方向性である」と示されており、トレンドは相場分析の基本とも言えます。

サポートとレジスタンス

サポートとレジスタンスは、トレンドが継続しているかどうかを判断する上で重要とされています。サポートは、前回反落時の安値であり、レジスタンスは前回の高値を表します。一般的に、上昇トレンドではレジスタンスを上抜ければ上昇トレンド継続と判断し、下降トレンドではサポートを下抜ければ下降トレンド継続と判断します。

トレードの基本は「相場の流れに逆らわない」が原則です。チャートにトレンドラインや、サポート、レジスタンスのラインを引いて、現在のトレンドの方向性を確認しましょう。

テクニカル的な視点から見た現在のマーケットは?

現在のドル/円の日足チャートで見てみましょう。まず、サポートやレジスタンス、トレンドラインを引いて、相場の方向性を確認します。そして、今後相場がどちらの方向に進むのかを予測します。

トレンドの理論において、相場の流れが転換する兆候としては、トレンドラインを上抜ける(下抜ける)場合や、一度抜けたサポートやレジスタンスの延長線上を抜ける場合があります。チャート上の①のような場合(それまでのトレンドラインを下抜ける、加えてサポートを下抜ける)がそれに当たります。

現状では、一度抜けたサポート(107.8174)の延長線上のラインを上抜けており、下向きの流れが終了となる兆候が見られています。そして、高値の112.3981と110.6724を結んだトレンドラインの上抜けを試す勢いとなっています。ここを上抜ける場合には、4月から続いた下降トレンドが終了となる可能性も予測できることから、トレンドラインの上抜けが次の注目ポイントとなります。そして、ここから上昇トレンドに転換する場合には、レジスタンスラインの108.7981の上抜けが条件となります。

【提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社】

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【筆者紹介】

竹内 友浩
SBIリクイディティ・マーケット 金融市場調査部 副部長
国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA) 認定テクニカルアナリスト
日本テクニカルアナリスト協会 検定会員

証券会社などでコモディティー、証券業務に従事、為替部門ではカスタマーディーラーとして勤務。現在、SBIリクイディティ・マーケット 金融市場調査部に所属、日々ディーリングルーム内で為替動向をウッチ。SBI証券、SBIFXトレード、住信SBIネット銀行、Yahooファイナンス、雑誌などに寄稿

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