デイリーレポート

2020年04月01日(水)

東京マーケット

東京市場のドル/円

昨日31日、東京市場のドル円は前日の欧米主要株価指数が上昇し、VIX指数も3月11日以来の低水準となる57.08へ低下するなどリスク回避志向の巻き戻しの動きが見られ、前日に107円12銭で下げ止まった安心感に加え昨日、午前中に発表された中国3月の製造業及びサービス業PMIがいずれも好不況の節目となる50.0を上回ったことで、中国経済の早期回復に対する期待を背景にドル円は108円71銭まで反発しました。しかし、こうした回復期待を背景にした短期筋のドル買い一巡後は、戻り売りに押され反落するなど上値の重い値動きとなりました。一部からはウィルス感染拡大に伴う日本の「非常事態」が近々宣言されるのではとの噂も聞かれ、午前中に一時251円高まで上昇した日経平均株価が午後に入り250円安まで下落し、167円安で取引を終えたことも影響し、ドル円は15時00分過ぎに108円10銭まで下落するなど上値の重い値動きとなりました。その後、欧州市場序盤にかけて、月末、四半期末のロンドンフィキシングに向けたドル買いの観測も聞かれ108円61銭へ反発したものの、東京市場の高値である108円71銭を更新するには至らず、あらためて上値の重さを確認したことで108円26銭まで反落しました。

東京市場のユーロ/円

昨日31日、東京市場のユーロは、朝方の1.1052㌦を高値に月末、四半期末のドル買い観測を背景に仲値公示前に1.0982㌦へ反落後、1.1033㌦まで反発したものの、欧州各国でのウィルス感染拡大が続く中、イタリアの都市封鎖を5月4日まで延長するとの報道のほか、ロンドンフィキシングに向けたドル買い観測も聞かれたことで欧州市場序盤には再び1.1000㌦を割り込むなど上値の重い値動きに終始しました。また、ユーロ円は早朝に付けた118円90銭を下値にドル円が108円71銭まで反発したことに伴い、一時119円70銭まで反発しました。しかし、欧州市場序盤にかけてユーロの対ドルでの下落に伴いユーロ円も119円04銭まで反落するなど日足・転換線(119円27銭)を維持できず、この水準が上値抵抗線として意識されるなど冴えない値動きとなりました。

NYマーケット

NY市場のドル/円

昨晩31日、海外市場のドル円は、ロンドンフィキシングに向けたドル買い観測を背景に、欧州市場序盤の108円26銭を下値にNY市場序盤にかけて東京市場での高値(108円71銭)を上回る108円73銭まで上昇しました。その後、米3月シカゴ購買部協会景況指数や米3月消費者信頼感指数がいずれも予想を上回ったものの、月末、四半期末に向けたドル売り観測が聞かれたことがドル円の上値を抑制。さらにFRBが海外の中銀にドルを供給する緊急措置を発表したことで米長期金利が低下。こうした中、ニューヨーク州ではウィルス感染の拡大が続くなど感染拡大による米国経済への悪影響が懸念される中、大手米系証券が4-6月期の米成長率見通しを従来の‐24%から‐36%へ下方修正したことも影響し、長期金利が低下。ドル円は107円46銭まで下落し、その後の反発も107円93銭までに留まるなど上値の重い値動きを続け、200日移動平均線(108円33銭)や20日移動平均線(107円72銭)を下回る107円57銭で昨晩の取引を終了しました。

NY市場のユーロ/円

昨晩31日、海外市場のユーロは、欧州市場中盤にかけて1.0927㌦まで下落したものの、NY市場序盤以降、ドル買いの流れが一服したほか、月末、四半期末のロンドンフィキシングに向けたドル売りの観測を背景に1.1027㌦へ反発しました。その後は伸び悩み1.0965㌦まで反落したものの、NY市場終盤に向けて1.1037㌦まで上昇して取引を終了。ユーロは日足・雲の上限(1.1010㌦)を維持する一方、200日移動平均線(1.1077㌦)を回復できない状況を継続しています。また、ユーロ円は欧州市場序盤の119円39銭を高値にNY市場中盤にかけてドル円が107円46銭へ下落したことに伴い118円19銭まで連れ安となりました。しかし、NY市場終盤にかけてユーロが対ドルで上昇したことに支援され118円70銭まで反発したものの日足・転換線(119円44銭)が上値抵抗線として意識される冴えない値動きのまま昨晩の取引を終了しました。

NY株式市場

昨晩31日のNY株式市場は主要三指数揃って反落して取引を終えました。米国でのウィルス感染による死者数が一日で3,000人を上回るなど感染拡大の米国経済への影響が一段と懸念される中、大手米系証券が4-6月期成長率見通しを従来の‐24%から‐36%へ下方修正したことも嫌気されNYダウは152㌦高から475㌦安へ下落し410㌦安の21,917.16㌦で取引を終了。ナスダックも106Pts高から131Pts安へ下落し74Pts安の7,700.10Ptsで昨晩の取引を終了しました。こうした中、シカゴ日経平均先物は前日比415円安の18,645円で取引を終え、31日の日経平均株価の終値(18,917円01銭)と比べ272円安で取引を終えました。






提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社
お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。