デイリーレポート

2020年01月24日(金)

東京マーケット

東京市場のドル/円

昨日23日、東京市場のドル円は1月13日以来の109円51銭まで下落するなど軟調な値動きに終始しました。24日からの中国・春節による来週30日までの休暇を前に新型コロナウィルス感染拡大に対する警戒感が懸念され、日経平均株価が一時251円安まで下落したほか、前日に反発した香港ハンセン指数が再び1.8%超下落したほか、上海株も2.75%下落するなどリスク回避の動きが高まり、ドル円は朝方の109円85銭を高値に日足・転換線(109円90銭)を回復できないままジリ安となりました。こうした中、ユーロ円が121円35銭まで下落したほか、ポンド円も143円67銭まで下落するなど、クロス円での円買いもドル円反発の足かせになりました。また、注目された豪12月雇用統計は失業率が前月の5.2%から5.1%に改善したほか、就業者数も前月比2.89万人増となり、市場予想の1.5万人を大きく上回ったことから豪金利先物市場から見た2月4日の豪中銀政策委員会での利下げ確率が前日の56%から24%に急低下したことを好感し、豪㌦円は一時75円49銭まで反発しました。しかし、豪雇用統計での就業者数の増加もパートタイマーが増加した一方、正規雇用は300人減少するなど正規雇用の伸び悩みを背景に個人消費の減速も懸念される状況となったことで豪ドル円は欧州市場序盤にかけて75円08銭へ反落。また、4月までの追加利下げ確率を50%ほど織り込むなど、金利先安観の大幅な後退には至りませんでした。加えて、豪では大規模森林火災のほか、豪最大の輸出相手国である中国での新型コロナウイルスの感染拡大が豪経済の先行きへの懸念材料となったことも、豪ドル円の反発を抑制しました。

東京市場のユーロ/円

昨日23日、東京市場のユーロは午前中に1.1099㌦まで反発したものの、1.1100㌦台の回復には至らず、あらためて上値の重さを確認する値動きとなりました。前日の海外市場で報じられたイタリアの政局を巡る不透明感のほか、米国とEUとの通商交渉を巡る懸念やECB理事会を前にした積極的なユーロ買いも手控えられる中、1.1080㌦を下値に、前日海外市場での安値(1.1071㌦)の更新には至らず1.1080㌦台を中心とした小動きに終始しました。一方、ユーロ円は朝方の121円89銭を高値に15時30分過ぎには121円34銭まで下落するなど、軟調な値動きに終始しました。

NYマーケット

NY市場のドル/円

昨晩23日、海外市場のドル円は新型コロナウィルスの感染拡大への警戒感を背景にリスク回避の動きが高まり、NY ダウが一時219㌦安まで下げ幅を拡大するなどリスク回避の動きが加速する中、ユーロ円が120円64 銭まで下落したほか、豪㌦円も74 円65銭まで下落するなどクロス円でも円買いが進む中、ドル円も一時109 円26 銭まで下落しました。その後、ユーロが対ドルで1.1036 ㌦へ、ポンドも対ドルで1.3097 ㌦へ下落したほか、新型コロナウィルスに関してWHOが緊急事態宣言の発令を見送ったことも安心感につながり、NY ダウが下げ幅を縮小するとともに、ドル円もNY市場終盤にかけて109 円53銭まで反発し、109 円49 銭で昨晩の取引を終了しました。

NY市場のユーロ/円

昨晩23日、海外市場のユーロは、ECB 理事会での動向が大きな注目点となりユーロの動向に大きな影響を及ぼす結果となりました。ECB理事会では予想通り、政策金利の据え置きを決定したほか、ラガルド ECB 総裁 が会見でインフレの緩やかな上昇に言及したことを材料にユーロは一時 1.1109 ㌦へ反発する場面が見られたものの、日足・雲の上限(1.1105 ㌦)が上値抵抗線として意識され反落。 さらに、ラガルド総裁から緩和政策の必要性を強調する発言も聞かれたことでユーロは昨年12月2日以来となる 1.1036 ㌦へ下落し、1.1058 ㌦で昨晩の取引を終了しました。また、ユーロ円はユーロの1.1109㌦までの反発に牽引され一時121円74銭まで反発したものの、勢いは続かず、ドル円が109円26銭まで下落したことやユーロが1.1036㌦まで下落したこともあり、1月8日以来となる120円63銭まで下落しました。その後、NY市場終盤にかけてドル円が109円53銭まで反発したこともありユーロ円も121円台を回復し121円07銭で昨晩の取引を終了しました。

NY株式市場

昨晩23日のNY株式市場はダウが小幅続落となった一方、ナスダックとS&Pは小幅に続伸して取引を終了しました。中国の春節が本日24日から来週30日まで続くことで新型コロナウィルスの感染拡大への警戒感が高まる中、リスク回避の動きが高まり、NYダウは一時219㌦安まで下落するなど冴えない値動きとなりました。しかし、WHOが緊急事態宣言の発動を見送ったことが安心感につながる中、ハイテク株中心にナスダックが上昇したこともあり、NYダウは取引終盤にかけて下げ幅を縮小し26㌦安の26,160㌦で昨晩の取引を終えました。また、ナスダックは18Pts高の9,402Pts、S&Pも3㌦高の3,325㌦で昨晩の取引を終了しました。こうした中、シカゴ日経平均先物は23,795円で取引を終え、昨日の日経平均株価の終値(23,795円)と変わらずの水準で取引を終えています。






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