デイリーレポート

2019年03月20日(水)

東京マーケット

東京市場のドル/円

昨日19日、東京市場のドル/円は朝方の111.45円を高値にじり安となり正午前には111.16円まで下落するなど、あらためて200日移動平均線(111.45円)が上値抵抗して意識される展開となりました。今晩(日本時間21日午前3時00分)のFOMCを控え、政策金利見通しや成長率見通しなど12月FOMC時点から下方修正されるなどハト派的な観測がドル/円の上値抑制として終日機能する格好となりました。一方、日本の10年債利回りも-0.04%へ小幅に低下したことから111円割れをトライする積極的な円買いも手控えられるなど111円台前半で下げ止まり、欧州市場序盤に111.31円まで反発し111.29円で取引を終了しました。また、豪10-12月期住宅価格指数は予想を下回る前期比-2.4%、前年比-5.1%となり、豪㌦円は78円88銭まで下落したものの、豪中銀政策委員会議事要旨では「金利を目先変更する強い根拠はない」との認識が示されたことで79円18銭まで反発。しかし、住宅市場の減速による豪経済への影響が懸念される中、「堅調な雇用市場の動向が重要」との見解が示されたこともあり明日発表される豪2月雇用統計を見極めたいとの見方も豪㌦円の上値抑制につながったほか、年内の利下げ観測も根強く豪㌦円は欧州市場序盤に78円92銭へ反落し78.99円で取引を終えました。

東京市場のユーロ/円

昨日19日、東京市場のユーロ/円は、朝方の126.35円を高値にドル/円の111・16円への下落につれ安となり正午前に126.09円まで反落しました。一方、ユーロ/ドルはFOMCでのハト派的な思惑を背景にドル売りの中、朝方の1.1335㌦を下値に1.1348㌦へ反発、さらに欧州市場序盤には1.1355㌦へ上昇したことから126.38円まで反発し126.36円で取引を終えました。ユーロ/円の126円台後半以降に観測される損失確定(ストップロス)を狙うユーロ/円の仕掛け的な買いとの見方も一部から聞かれました。また、英EU離脱協定修正案の採決が前日に英議会の下院議長が再修正なしの修正案の採決を認めない方針を明らかにしたことで英EU離脱期限の延期の承認の行方は21-22日のEU首脳会議の場に持ち越されたポンド/ドルは、朝方の1.3243㌦を下値にFOMCでのハト派色への傾注の思惑を背景に1.3280㌦へ上昇したものの、伸び悩み欧州市場序盤に1.3256㌦へ反落し1.3270㌦で取引を終えました。ポンド/円は朝方の147.52円を下値に上値も147.82円までと限られ、その後は147.60円台を中心にした小動きに終始し147.69円で取引を終えました。

NYマーケット

NY市場のドル/円

昨晩19日、NY市場のドル/円は、ダウ先物や米10年債利回りの上昇を好感しドル円は111.47円まで反発し上値抵抗として意識されていた111.45円に位置する200日移動平均線を上抜ける場面も見られる中、ユーロ円やポンド円、豪㌦円などクロス円も上昇するなど円買いの巻き戻しの動きも観測されました。こうした中、FOMCを控え、金融政策のハト派的方針が継続されるとの見通しを背景にNYダウが195㌦高まで上昇するなどリスク選好ムードも見られました。また、米中通商交渉に関し来週中に米ムニューシン財務長官とライトハイザー米USTR(通商代表部)代表が北京を訪問し交渉を再開すると報道された一方、中国側が米国の要求の一部に抵抗との見方も聞かれ、交渉進展への期待後退を背景にNYダウは99㌦安へ反落したこともありドル円は一時111円25銭まで反落する場面がみられました。その後、NYダウの下げ幅縮小もあり111円42銭まで反発したものの結果的に200日移動平均線(111円45銭)が上値抵抗として意識され、上値の重いまま111円38銭で昨晩の取引を終了しました。

NY市場のユーロ/円

昨晩19日、NY市場のユーロは、欧州市場中盤の独3月ZEW期待指数 (期待指数)は‐3.6と10ヶ月連続とマイナスながら予想(‐11.0)を上回ったことなどを好感し1.1361㌦へ上昇したことに伴いユーロ/円も堅調な値動きと続け、NY市場序盤には126.61円まで上昇しました。東京市場での円買いポジションの巻き戻しを背景にドル/円の111.47円への反発もユーロ/円の上昇を後押ししました。しかしポンドは英ILO失業率の改善を好感したほか、EU首脳が英EU離脱期限の延長に前向きとの報道も聞かれ欧州市場中盤に1.3310㌦へ反発したもののEU首脳会議を前に積極的なポンド買いも続かず、NY市場序盤に1.3241㌦へ反落したことに伴い、ユーロ/ドルも1.1338㌦へ反落、ユーロ円も126.36円へ下落しました。その後、ユーロは1.1340㌦台から1.1350㌦台を中心にした小動きに終始しh1.1353㌦で取引を終了。一方、ユーロ/円も126.50円を挟んでの一進一退を続け126.45円で昨晩のNY市場の取引を終了しました。

NY株式市場

昨晩19日のNY株式市場、今晩のFOMCを控え政策金利見通しや成長率見通しなどの12月時点からの下方修正の可能性も含め、ハト派的な方針が示されるとの見方を背景にNYダウは一時195㌦高と買いが先行。また、米中通商交渉に関し来週中に米財務長官と通商代表部代表が北京を訪問し米中通商交渉を再開するとの報道もNY株式市場の上昇を後押ししました。しかし、米中通商交渉に関し、中国側が米国の要求の一部に抵抗との見方も聞かれ、交渉進展期待の後退を背景にNYダウは99㌦安へ反落し26㌦安の25,887㌦で昨晩の取引を終了。ナスダックは半導体関連銘柄を中心に上昇、フィラデルフィア半導体指数の上昇も見られ9Pts高の7,723Ptsと小幅続伸して取引を終了。またS&Pは前日比ほぼ変わらずの0.37㌦安の2,832㌦で取引を終了しました。







提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社
お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。