デイリーレポート

2022年05月25日(水)

24日の東京市場 (~15時30分)

ドル円

前日のNY市場を127円90銭で取引を終えた流れを受け、127円90銭台から取引を開始したものの、上値の重いさが嫌気され127円63銭へ反落。しかし、午前10時過ぎに米10年債利回りが2.85%近くまで上昇したことに伴い128円08銭まで上昇。一方、前日23日にバイデン大統領が中国の輸出品に対する関税を引き下げる可能性に言及したものの、こうした話はこれまでも聞かれ、その後に具体的な動きがないことが市場の失望を誘う一因になったこと、さらにNYダウ先物が280㌦超まで下げ幅を拡大したことでリスク回避の円買いも観測され、127円52銭まで反落する軟調な値動きに終始しました。

ユーロドル

前日23日のNY市場で1.0697㌦へ上昇し、1.0690㌦で取引を終えた流れを受け、朝方の1.0690㌦台を高値に反落も1.0662㌦までに留まるなど、日足・基準線(1.0643㌦)を下値支持線とする1.0660~70㌦台を中心に堅調な値動きに終始しました。

豪ドル円

朝方に90円91銭を高値に ①NY株式先物の下落が嫌気されたこと ②中国のオミクロン株による行動制限措置の緩和ペースが緩やかになるとして、4-6期GDPがマイナス成長に押し下げられ、2022年の成長率は3.0%程度に修正させる可能性が高いとの大手欧州銀の予想が公表されたこと ③日経平均株価や上海株、香港ハンセン指数などアジア株全般が軟調に推移したほか、鉄鉱石先物も小幅安となったことから90円29銭まで下落。その後も90円台半ばからの上値の重い値動きを続け、90円30~40銭台を中心にした小動きに終始しました。

24日の日経平均株価

前日23日のNY株式市場で主要3指数が揃って上昇して取引を終えたものの、3円91銭高の27,005円43銭で寄り付いた水準を高値に、NY株式先物の下落が嫌気され138円19銭安の26,863円33銭で前場の取引を終了。その後、午後の取引でも上値の重い値動きを続け、253円38銭安(-0.94%)の26,748円14銭と安値圏で取引を終えました。

24日の海外市場 (15時30分~6時00分)

ドル円

15時半過ぎの127円74銭を高値に、17時前にはユーロが1.0736㌦まで上昇するなど、対ユーロでのドル売りに押され127円20銭まで下落。その後の反発も127円47銭までに留まる上値の重い値動きを続け、17時30分発表の英5月製造業、サービス業PMIが予想を下回ったことで、ポンドが対ドル、対ユーロで下落したほか、ポンド円も158円74銭まで下落。こうした動きとともにクロス円も含めた円買いが優勢となる中、18時半過ぎに127円08銭まで下落。一方、先週19日の安値(127円03銭)を手前に下げ止まったことから、ポジション調整の買いも観測され、127円52銭へ反発。しかしながら、NYダウが取引序盤にかけて514.65㌦安の31,365.59㌦まで下げ幅を拡大したことから、4月18日以来の安値となる126円36銭まで下落。米4月新築住宅販売件数が前月比−16.6%の59.1万戸と3月(70.9万戸)から大幅に減少し、20年4月以来の最低を記録したほか、5月のリッチモンド連銀製造業指数が‐9と3月(+9)から大幅に低下。さらに、5月製造業PMIも57.5と予想以上に悪化するなど、FRBの金融引き締めへの加速が米経済に対する減速懸念につながったことで、金融引き締めペースが鈍化するのではとの思惑も重なり、米10年債利回りは一時2.71%台まで低下したことに伴いドル売りが加速。一方、米長期金利の低下を受け、NY市場終盤にかけてNYダウが下げ幅を縮小し、プラス圏を回復したことに伴い、126円89銭まで反発し、126円84銭で取引を終えました。

ユーロドル

前日23日にラガルド総裁が7-9月期に現行-0.50%の中銀預金金利をプラス圏に引き上げる可能性に言及したことが、あらためて材料視され、16時前の1.0672㌦を下値に17時前には1.0736㌦まで反発。ドイツ5月製造業PMIが予想を上回った一方、ユーロ圏のPMIは予想を下回ったことから反応は限られたものの、17時30分に発表された英PMIが予想を下回ったことで、対ポンドでのユーロ買いも観測されたことから1.0701㌦までの反落に留まり、再度1.0728㌦へ反発。一方、NY市場序盤にかけてポンドが対ドルで1.2471㌦へ下落したことを受け、ユーロも一時1.0696㌦まで反落したものの、1.0700㌦を下回る水準でのユーロ買いも観測される堅調地合いを継続。また、オーストリア中銀総裁が、0.5%の利上げを支持するとの発言のほか、ラトビア中銀総裁からも0.5%の利上げを排除すべきでないとのタカ派発言が聞かれたこともユーロの上昇を支援。さらに、米経済指標が軒並み予想以上に悪化したことを受け、米長期金利の低下とともにNY市場中盤にかけて4月25日以来の高値となる1.0748㌦まで上昇。その後、NY市場終盤にかけても1.0722㌦までの反落に留まる底堅い値動きを続け、1.0734㌦で取引を終えました。

ポンドドル

16時半の1.2598㌦を高値に前日23日の高値(1.2600㌦)を手前に伸び悩む中、17時半に発表された英5月製造業PMIが54.6と予想を下回ったほか、サービス業PMIが51.8と市場予想(57.0)を大幅に下回ったことから、英経済のスタグフレーションへの警戒が高まったことで1.2475㌦まで下落。市場では既に、英中銀が2023年前半にかけて計1.50%幅の利上げを決定する可能性が織り込まれており、金利選好のポンド買いへの感応度も鈍く、新たなポンド買いの材料に乏しいことから、その後の反発も1.2521㌦までに留まり、NY市場序盤にかけて対ユーロでのポンド売りに押され、1.2472㌦まで下落するなど、前日の上昇分を吐き出す軟調な値動きとなりました。しかし、4月新築住宅販売を始め、複数の米経済指標が予想以上に悪化し、米長期金利の低下とともにドルが対主要通貨で売られたことからNY市場中盤にかけて1.2554㌦まで反発。一方、欧州市場序盤以降から続く、対ポンドでのユーロの堅調地合いが継続したことが対ドルでの1.25㌦台後半からの上値抑制につながり、NY市場終盤にかけて1.2510㌦を下値に1.25㌦台前半での小動きを続け1.253438

豪ドル円

中国国務院が、的を絞った強力な経済支援措置パッケージを導入し、経済活動を正常な軌道に戻すために努力すると表明したものの、16時過ぎの90円52銭を高値にアジア株が全面安となったほか、英5月PMIの下振れやNYダウ先物の下落などのリスク回避を背景に18時半には89円90銭まで下落。その後の反発も90円32銭までに留まる上値の重い値動きを続け、NY市場序盤にかけてドル円が126円36銭まで急落したほか、NYダウが取引序盤にかけて514.65㌦安の31,365.59㌦まで下げ幅を拡大したことから89円24銭まで下落。一方、米経済指標の悪化や米2年債入札を受けて、米10年債利回りが2.71%台へ低下したことに伴い、NYダウがプラス圏を回復したことから、豪ドルがNY市場序盤の0.7057㌦からNY市場終盤にかけて0.7112㌦へ反発。こうした動きとともに90円24銭まで反発し90円16銭で取引を終えました。

24日のNY株式市場

NYダウは48.38㌦高(+0.15%)の31,928.62㌦と3日続伸した一方、ナスダックは270.83Pts安(-2.35%)の11,264.45Ptsと反落。また、S&Pも32.27㌦安(-0.81%)の3,941.48㌦と反落して取引を終えました。①北京市などで感染拡大が続いており、中国政府による感染防止策が中国経済の悪化につながるとの懸念 ②FRBの金融引き締めの影響が米住宅関連指標の悪化につながったほか、複数の米経済指標が予想以上に低下してことを受けて米経済の下振れ懸念が台頭 ③業績懸念から主力ハイテク株が売られ、景気敏感株も下落したことから、NYダウは取引序盤に514.65㌦安の31,365.59㌦まで下げ幅を拡大。さらに、ナスダックも一時3%超の下落幅となる442.79Pts安の11,092.48Ptsまで下げ幅を拡大する軟調な値動きとなりました。しかし、米10年債利回りが2.71%台へ低下したほか、ディフェンシブ銘柄には下げ過ぎとみた買いも観測され、NYダウは取引終盤にかけてプラス圏を回復し、ナスダックも下げ幅を縮小して取引を終えました。こうした中、シカゴ日経平均先物(6月限)は前日比410円安の26,675円で取引を終え、24日の日経平均終値(26,748円14銭)と比べ73円安で取引を終えました。






提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社
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