移動平均線
移動平均線 = チャート分析の基本
移動平均線は、あらゆるテクニカル指標のなかで最もポピュラーで幅広く用いられており、今日使われているほとんどのトレンドフォロー型トレード・システムの基礎を成しています。
基本的にはトレンド追随型分析手法であり、トレンドの開始やトレンドの終了・反転を確認したり、シグナルを見つけたりする手法です。
移動平均線で現状の方向性を確認できる
下のチャートのように、①~⑤の終値の平均値を期間の最終日のAに記し、次に②~⑥までの終値の平均値をBに記します。これを結んだものが移動平均線となるわけです。下のチャートの場合は、5日間の平均ということで5日移動平均線になります。
移動平均線と現在の価格を見ることで、相場が上昇しているのか、下降しているのか、横ばいの状態なのかを見極めることができます。
移動平均線には、単純移動平均、加重移動平均、指数平滑移動平均などさまざまなものがあり、どんな移動平均線を表示させて参考にするかは人によって異なります。
この動画で使われた、FXでよく見る単語
ゴールデンクロス・デッドクロス
短期移動平均線と中期移動平均線の2本を使用してこの2本の線のクロス(交差)を売買のサインとする見方があります。
短期移動平均線が中期移動平均線を下側から上抜ける(クロスする)ことをゴールデン・クロスといい、買いサインとなります。一方、短期移動平均線が中期移動平均線を上側から下抜ける(クロスする)ことをデッド・クロスといい、売りサインとなります。
グランビルの法則
米国のチャート分析家のJ.E.グランビルが、価格と移動平均線の位置関係をもとに具体的な売買のシグナルを導き出したものです。売り・買いそれぞれ4つのシグナルであることから、グランビルの8法則とも呼ばれています。