平均足を活用した取引方法 | SBI FXトレード 

平均足を活用した取引方法

平均足=ローソク足に代わって使われる「コマ足」

平均足とは、トレンドをより分かりやすく確認するために用いられるテクニカルチャートです。

一般的に広く使われている「ローソク足」に代わるものとして知られ、「コマ足」とも呼ばれるチャートパターンになります。

トレンドをより視覚的に認識しやすい

平均足もローソク足と同じく「始値」「終値」「高値」「安値」の4つの値で描画されますが、実体部分の上下には平均値が使用されているのが特徴です。

上昇中の相場では下ヒゲが表示されにくく、陽線の上ヒゲが長く伸びる形になる傾向があります。逆に下降中は上ヒゲが表示されにくく、陰線の下ヒゲが長くなる傾向にあります。

平均足の具体例

平均足では陽線と陰線は現在の傾向に合わせて連続して表示されるため、価格のトレンドが読みやすくなります。下記の平均足チャートでは、赤色が陽線、青色が陰線となります。

ローソク足のチャート

平均足

平均足のチャート

平均足

ローソク足とは違い、上昇中に陰線が表示されにくく、下降中に陽線が表示されにくいため、一眼でトレンドの流れが判断しやすくなるというメリットがあります。

上記画像を参考にローソク足と平均足を見てみると、平均足では上昇・下降のトレンドが起きている際に同じ色が連続して表示されていることがわかります。

陽線が連続して表示されているときには上昇トレンド、陰線が連続しているときには下降トレンドの可能性が高いと考えられます。シンプルで分かりやすいので、FXの初心者でも扱いやすいテクニカルチャートと言えます。

平均足を活用した売買判断

平均足はトレンドの勢いや転換を知ることにも利用され、以下のような可能性が考えられます。

上ヒゲのある陽線:強い上昇トレンドが継続する可能性

下ヒゲのある陽線:上昇トレンドが弱まり、転換の可能性

上ヒゲのある陰線:下降トレンドが弱まり、転換の可能性

下ヒゲのある陰線:強い下降トレンドが継続する可能性

実体の長さはそのトレンドの強弱を表す

平均足の実体の長さは、そのトレンドの強弱を表し、長いほど強いと考えられます。前日よりも伸びることがなくなれば、トレンドが転換することが予想されます。

平均足の実体が非常に短くなり、なおかつヒゲが極端に伸びるような場合も、トレンド転換のサインとなる可能性が高いと考えられます。

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