サポートラインを活用した取引方法
サポートライン=安値の目安として引く下値支持線
サポートラインとは、FXのチャートにおいて「これ以上は下落しないだろう」と考えられるラインのことを指します。
「下値支持線」とも呼ばれ、チャートの下部に引くことで売買における安値の目安として使われます。
サポートラインは下落したチャートが反転した場所を参考に引かれるため、その価格付近で多くの人が買い注文をしたと考えられます。安値で買って支持しているという状態であることから、下値支持線と呼ばれます。
レジスタンスライン=高値の目安として引く上値支持線
レジスタンスラインはサポートラインとは逆に、上昇しているチャートの上げ止まりの目安として引かれます。
「これ以上は上がらないだろう」と考えられるポイントになり、上値抵抗線と呼ばれます。
レジスタンスラインの付近では売り注文が増えて、それまで上昇していたトレンドが下落に転じる可能性があります。
チャート上のサポートラインとレジスタンスライン
トレンド転換の判断材料として活用
サポートラインやレジスタンスラインを引くことで、ライン付近での勢いの弱まりを予想したり、反転のタイミングを見極めたりすることができます。
また、ラインを割り込んだチャートは、同じ方向に急激な上昇や下落が進む可能性が高く、売買タイミングの目安にすることも可能です。
複数回の反転が見られた場所にラインを引く
サポートラインやレジスタンスラインを引く場所は、複数回の反転が見られる価格帯が主となります。
サポートラインやレジスタンスラインは、水平に引かれるだけでなく、一定の水準において何度も反発が繰り返されるような場面では、斜めにラインが引かれることもあります。
ロールリバーサルによる役割転換の可能性
サポートラインやレジスタンスラインを割り込んだ後、ラインが役割を換える現象を「ロールリバーサル」と呼びます。
ロールリバーサル後は、サポートラインがレジスタンスラインとして使われ、逆にレジスタンスラインはサポートラインとして使われるケースも見られます。