抱き線・はらみ線を活用した取引方法
抱き線・はらみ線=2本のローソク足が示すサイン
「抱き線」「はらみ線」とは、ローソク足の実体の組み合わせを目安にしてチャートを考える方法です。
2つのローソク足の大きさを見て、その組み合わせが何を示しているのかを知ることで、FXにおけるチャートの動きを予想することができます。
抱き線
抱き線とは、2本目のローソク足が1本目を上から下まで包める大きさになっている状態を指します。
包み線とも呼ばれ、1本目のローソク足の始値から終値までを包み込めるほど大きな値動きがあったと判断されます。
はらみ線
はらみ線は、抱き線とは逆に1本目のローソク足が2本目を包む形になっている状態です。
1本目と比較して、大きな値動きが無かった膠着状態を示唆する指標などに使われます。
抱き線・はらみ線の組み合わせ
抱き線・はらみ線には下記の4つのパターンがあり、1本目のローソク足の方が小さいのが抱き線、1本目のローソク足の方が大きいのがはらみ線となります。
陽線 → 陰線
陽線 → 陽線
陰線 → 陽線
陰線 → 陰線
抱き線やはらみ線は、トレンドの転換になりうる指標として幅広く活用されています。
中でも、1本目と2本目のローソク足の種類が変わっている時は、上昇もしくは下落の力が弱まっているため、よりトレンド転換になる可能性が高いと言われています。