10万円からでも始められる!FXのメリットとリスク管理方法 | SBI FXトレード

10万円からでも始められる!FXのメリットとリスク管理方法

FX初心者ガイド

UPDATE 2025.06.17
POST 2025.06.17

10万円からでも始められる!FXのメリットとリスク管理方法

1. FXを10万円から始められる仕組み

FX取引は10万円からでも始められます。まずはその理由と仕組みを3つの観点から解説します。

1-1. FXはいくらから始められるのか

実はFXは、条件が整えば最低数円程度のごく少額の資金からでも始められます。

FX取引を行う上で必要な資金は、FX会社が定めている「最小取引単位(最小ロット)」と、選んだ「通貨ペア」の2つの要素によって決まります。最小取引単位、取り扱っている通貨ペアはFX会社によって異なるため、取引に必要な資金がいくらなのかは選んだFX会社によって異なるのです。

最小取引単位が小さいFX会社を選ぶか、価格の低い通貨ペアを選べば、10万円やそれ以下の少額資金でも十分FX取引は可能です。

1-2. 最小取引単位(最小ロット)とは

最小取引単位(最小ロット)とは、FX取引で1回の注文に必要な最小の取引単位のことを指します。この設定はFX会社によって異なります。

最小取引単位は、1,000通貨や10,000通貨単位が主流ですが、SBI FXトレードでは1通貨単位からFX取引が行えます。

FXを始める際の必要資金は、選んだFX会社の最小取引単位によって変動するため、最小取引単位が小さいFX会社を選べば、10万円以下の資金からでも十分に取引を開始できるのです。

また、1通貨あたりの価格が低い通貨を選ぶことでも必要資金を抑えられます。ただし、流動性が低い通貨はリスクも高まるため、取引する際は十分に注意が必要です。

1-3. レバレッジとは

レバレッジとは、入金した保証金(証拠金)に対して、より大きな金額で取引できる仕組みで、国内のFX会社では個人の場合最大25倍までのレバレッジをかけられます。

具体的には、10万円を保証金(証拠金)として預け入れた場合、レバレッジを利用することで最大250万円分までの取引を行えます。

言い換えれば、レバレッジを活用すれば、10万円の資金でより大きな金額で取引でき、より大きな利益も狙えるということです。ただし、損失も大きくなることをよく理解しておく必要があります。

まだ取引に慣れていない初心者にとっては、損失が大きくなるリスクが高まるため、最初は少ない数量で取引を行い、安定して利益を出せるようになってきたら徐々に数量を増やしてレバレッジを高めていくのが良いでしょう。

個人口座の場合、レバレッジは変更できません。レバレッジは基本25倍(ブラジルレアル/円 10倍、ロシアルーブル/円 3.03倍)となりますが、お客さま自身で取引数量や保証金 (証拠金) 残高をコントロールすることによって、実効レバレッジを設定することが可能です。

レバレッジはFX取引における大きな魅力の1つですが、適切なリスク管理のもと、無理のない範囲で活用することが大切です。

2. 10万円からFXを始めるのがおすすめな4つの理由

初心者は10万円程度の自己資金からFXを始めるのがおすすめです。主な理由を4つの観点から解説します。

2-1. 大きな負担なくFXを始められる

10万円という金額は、多くの方にとって比較的用意していただける資金です。特に投資初心者にとっては、大きなリスクを負うことなくFXを始められるメリットがあります。

投資にはさまざまな種類がありますが、まとまった資金が必要な場合が多く、少額からスタートするのは難しいのが一般的です。加えて、十分な資金を用意するのが難しい場合や、用意できたとしても、その資金を大きく減らしてしまうリスクが気になり、なかなか最初の一歩を踏み出せずにいる人も珍しくありません。

FXの場合、10万円程度でその一歩を踏み出せるのが大きな強みといえます。最初から大きな利益を目指すのではなく、まずはスタートを切ることが重要です。小さくても始めてみることで視野が広がり、次に何をすべきかが少しずつ見えてくるでしょう。

このように、少額からFX取引を始めることで、今まで縁遠かった投資が一気に身近なものになるでしょう。

2-2. 相応の利益を見込める

10万円という投資金額では、リスクは低いがリターンも低いと思われがちです。ところが、FXでは相応の利益を見込めます。

具体的には、1ドル=150円で米ドル/円で買いポジションを持った場合を例に考えてみましょう(FX会社の最小取引単位は考慮しないものとします)。この場合、レバレッジをかけずに10万円で取引できるのは約700通貨です。その後の値動きで1ドル=160円になった場合の利益は、「700通貨✕10円=7,000円」となります。

7,000円の利益は10万円に対する増加率で見ると7%に相当し、投資の成績としては決して少ない数字ではありません。

また、トレードスタイルによって程度は異なるものの、ほぼ24時間取引が可能なFX市場においては、このような利益を得るチャンスは何度も訪れます。1回当たりの利益が少なかったとしても、コツコツと積み上げていけるのがFXの強みです。

2-3. ポジションを複数持てる

選んだ通貨ペアによって異なりますが、FX取引では10万円あれば複数のポジションを持てます。

FX取引における「ポジションを持つ」とは、通貨ペアを買う、または売ることで取引を開始し、決済してその取引を完了するまでの状態を指します。基本的にポジションを持っている間は、その取引に必要な保証金(証拠金)は拘束され、決済するまでは自由に使えなくなります。

保証金(証拠金)が少なすぎたり、1つのポジションに資金を集中させてしまったりすると、相場が自分の予測と逆に動いた場合のリスクが高く、柔軟な対応もできません。

しかし、10万円の資金があれば複数のポジションを持てるため、片方のポジションで損失が出ても、もう片方のポジションで利益を上げられる可能性があります。これにより、リスクを分散し、結果的に取引全体の勝率を高められるのです。

このように、10万円という金額は、リスク管理においても対策を講じられる金額であるといえます。

2-4. 実践を通じて経験を積める

10万円からFX取引を始めることで、実践を通じて貴重な経験を積めます。

FXは書籍や講座から基礎知識や理論を学ぶこともできますが、実際に取引を行うことでしか得られない経験や肌感覚も多く存在します。特に、日々変動し続ける為替相場において、どのような指標や分析手法を用いて、その時々でどのような判断をするかは、実際の相場から学ぶしかありません。

また、短期的なスキャルピングや中長期的なスイングトレードなど、FXにおけるトレードスタイルにはいくつもの種類があり、どのスタイルが自分に合っているのかも、実際にやってみないことには分かりません。

10万円の資金で取引する数量も少なくして始めれば、仮に失敗をしても大きな損失にはならないため、実際の取引で試しながら自分に合った取引スタイルを模索することもできるでしょう。

FXに限ったことではありませんが、実体験から得られるものは非常に多いため、最初の10万円で経験を積むつもりで取引をしてみるのは非常に有効な方法といえます。

3. 10万円からFXを始める際の8つのリスク管理方法

10万円からFXを始める場合でも、注意すべき点が複数あります。ここではFX取引における失敗を軽減する上で有効な8つのリスク管理方法を解説します。

3-1. メジャーな通貨ペアから始める

FX初心者は、メジャーな通貨ペアで取引を始めるのがおすすめです。

メジャー通貨ペアとは、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)など、世界中で多く流通している主要な通貨を指します。これらのメジャー通貨ペアは、通貨の流通量、市場参加者が共に多く、値動きが比較的安定しているのが特徴です。

世界中の経済に影響を与えるような例外的な出来事が発生することもありますが、通常時は比較的値動きを予測しやすく、値動きも緩やかな傾向にあります。大きな利益を狙いにくい反面、急な変動リスクは低く、じっくりと相場の動向を学べるでしょう。

逆に、流通量の少ないマイナー通貨は市場参加者も少なく、希望した価格で注文が約定しなかったり、買い手・売り手が見つかりにくいことで急激に価格が変動したりするため、初心者にはややハードルが高いといえます。

最初はメジャーな通貨ペアの安定性を活かし、少しずつ取引に慣れていきましょう。

3-2. 証拠金維持率を高い水準に保つ

FX取引では、証拠金維持率を高い水準に保つのが基本です。

証拠金維持率とは、保有ポジションを維持するために必要な証拠金に対して、実際に預託している証拠金の割合を示す指標です。証拠金維持率が高ければ資金的に余裕があり、低ければロスカット(強制決済)のリスクが高まります。

証拠金維持率は、「資産評価額÷取引必要証拠金×100」で求められます。多くのFX会社では、トレーダーが過度な損失を被らないよう、証拠金維持率が50%を下回った段階で自動的にロスカットが実行されます。ロスカットは、トレーダーが過度な損失を被らないための安全装置の役割を果たしますが、想定を超える損失が発生してしまう可能性もあるため十分注意が必要です。

このように、想定外の損失やロスカットを回避するためには、証拠金維持率の計算方法と必要割合を把握しておき、高い水準に保っておくことが重要です。

3-3. 損切りルールを決めておく

FXのリスク管理において、損切りルールを設定することは必須といえます。

損切りとは、一定の損失が発生した際に損失を確定して取引を終了することで、「ストップロス」とも呼ばれています。為替相場は常に変動し続けているため、予想に反した値動きをした場合は損失が膨らむ前に決断を下し、損失を最小限に抑える必要があるのです。

損切りルールは人によって異なりますが、自身のトレードスタイルや許容できる損失などに合わせて、1回の取引で「損失が◯円を超えたら損切りする」「損失率が◯%を超えたら損切りする」などのルールを設定することが一般的です。

一方で、どんなにルールが明確でも、感情によってルール通り損切りができなかったり、相場を見ていない時間帯に急激な値動きが起きたりする場合もあります。

どのような状況でも適切に損切りができるよう、あらかじめ損切りルールに沿って逆指値注文・OCO注文・IFD注文・IFDOCO注文などを設定しておき、条件を満たしたら自動的に決済が行われるようにしておくと安心です。

3-4. ポジションを持ちすぎない

FX取引を始めると、つい多くのポジションを持ちたくなることがあります。相場はほぼ24時間動いているため「ポジションを持っていないと機会損失になっているのではないか」という感覚に陥るケースも少なくありません。

しかし、管理しきれないほどポジションを持ってしまうと、注意散漫になったり、判断力が低下したりするおそれがあり、結果的に不要な損切りや雑な取引を繰り返してしまうことにもなりかねません。また、複数のポジションを持つことはリスク分散になる一方で、取引コストが増加する側面もあります。

ポジションが増えれば増えるほど、管理や取引の難易度も上がります。初心者のうちは1〜2つ程度の少ないポジションで丁寧に取引しながら、じっくり相場を観察したり、リスク管理について学んだりすることが大切です。

取引に慣れるにつれて、必要に応じて少しずつポジションを増やしていけば、無理なく複数のポジションを運用できるようになるでしょう。

3-5. 戦略のないスワップポイント狙いをしない

戦略がない状態でスワップポイント狙いのポジションを持たないことも大切です。

スワップポイントとは、取引する通貨間の金利差の調整額を指します。各国で金利が異なり、毎日決まったタイミングでその金利差の調整が行われるため、この金利差を利用することでスワップポイント(調整額)を受け取れます。

例えば、日本円などの低金利通貨を売り、トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨を買うことで金利差が発生し、その金利差が続く限り原則毎日スワップポイントを受け取ることができるのです。

しかし、高金利通貨の多くは値動きが不安定なため、思いがけない為替差損を招く可能性があります。また、金利変動の影響で金利差が逆転してしまった場合は、逆にスワップポイントを支払わなければならなくなる点にも注意が必要です。

毎日収入が発生する可能性があるため、スワップポイントを狙った取引は魅力的ですが、知識や戦略がない状態でむやみに狙うのはおすすめしません。

3-6. 取引する時間帯を決める

FXは24時間取引可能ですが、取引する時間帯を決めることがリスク管理につながります。

外国為替市場では、値動きが予測しづらい時間帯や、流動性が低下する時間帯があり、そのような時間帯に取引を行うと、予期せぬ大きな変動に巻き込まれるリスクが高まるためです。

例えば、日本時間の早朝や祝日、クリスマスや年末年始の期間などは取引参加者が少なく、普段に比べて極端に流動性が低下するため、通常では考えられないような値動きが起こることがあります。

このような予測が困難な時間帯・期間は相対的にリスクが高まるため、事前に把握した上で取引する時間帯を決めておくことがリスク管理につながるのです。

なお、米国雇用統計や中央銀行の政策金利発表など、重要な経済イベントや指標発表の前後も相場が大きく乱れる傾向にあります。プロのトレーダーであっても先行きを正確に予測するのは困難なため、FX初心者は取引を避けるのが無難です。

3-7. FXには必勝法がないことを前提とする

FX取引を行う上で必ず理解しておくべきことは、「FXに必勝法は存在しない」という事実です。為替相場は常に変動しており、その動きには明確な規則性がないためです。

さまざまな要素が複雑に絡み合って市場に影響を与えているため、未来を正確に予測することは誰にもできません。そのため、全ての取引で利益を出すことも、勝率を100%にすることも事実上不可能といえます。だからこそ、損失が出ることを受け入れ、それを見越した戦略を立てる必要があるのです。

また、FX取引で成功するためには、短期的な勝敗にこだわるのではなく、できる範囲でリスク管理をしつつ、ルールや規律を持って取り組むスタンスが求められます。

利益はできるだけ大きく、損失はできるだけ小さく抑える「利大損小」の戦略でさほど高くない勝率でも利益を出せるよう、中長期的な視点で取り組むことが重要です。

3-8. インターネット上の情報に流されない

インターネット上には、毎日大量の投資情報や為替に関するニュースが流れています。公的な情報だけでなく、SNSやブログなどで活躍する投資系インフルエンサーが提供する情報が、多くのトレーダーに影響を与えているのも事実です。

しかし、これらの情報が常に正確で信頼できるものとは限りません。為替相場の未来を正確に予測することは誰にもできないためです。そのため、インターネット上の情報を鵜呑みにしたり、その通りに行動したりするのはおすすめしません。

有益な情報や参考になる情報は確かに存在しますが、FX取引で利益を出していくためには、他人の情報を鵜呑みにするのではなく、自身の相場観やスキルを磨き、自身の分析や戦略と照らし合わせて判断を下すことが重要です。

これらの事実をしっかりと心得ておき、インターネット上に混在している「必勝法」や「簡単に儲かる方法」といった真偽不明の情報にも十分注意しましょう。

4. FXを10万円から始める具体的方法

FXを10万円から始める際の具体的な方法、手順を6つのステップで解説します。

4-1. 最小取引単位が小さいFX会社を選ぶ

最初にすべきことは、これから取引を行うFX会社を選ぶことです。

少額からFXを始める場合は、最小取引単位が小さいFX会社を選ぶのがポイントです。最小取引単位とは、1回の取引で注文できる最小の通貨量のことで、1,000通貨単位や10,000通貨単位が主流です。

最小取引単価が小さければ小さいほど、1回の取引に必要な費用が少なく済むため、少額から始める場合や回数をこなしたい場合は最小取引単位が小さいFX会社が適しています。

SBI FXトレードは最小取引単位が1通貨単位のため、通貨ペアによってはわずか数円から取引をスタートできます。初期投資を最小限に抑えることで最初の一歩を踏み出しやすくなる上、リスクを抑えながら実際の取引を体験することで、市場や取引に慣れるトレーニングにもなります。

実質的な取引コストに当たるスプレッドも業界最狭水準のため、コストが気になる人にも最適です。

4-2. FX会社で口座を開設する

利用するFX会社が決まったら、そのFX会社で口座を開設します。

多くのFX会社は店頭などに直接出向く必要はなく、公式サイトから簡単に口座開設のお申込みができるようになっており、申請手続きも非常にシンプルです。まずはFX会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」や「新規申込」などのリンクを探しましょう。

続いて、口座開設申込フォームに、住所・氏名・生年月日・連絡先などの必要情報を入力しますが、この際に本人確認書類の提出を求められます。運転免許証・マイナンバーカードなど、指定の書類をインターネット上でアップロードするのが一般的です。

審査を通過すると数日以内に口座開設の通知が届き、あとは資金を入金すれば取引を開始できる状態になります。

なお、ほとんどのFX会社では口座開設手数料は無料としており、取引を開始するまでの費用はかからないようになっています。

4-3. FX会社の口座に保証金(証拠金)を入金する

口座開設が完了したら、FX会社の口座に保証金を入金しましょう。FXにおける保証金とは、取引を行うためにFX会社に預け入れる資金のことで、証拠金とも呼ばれています。

保証金は、通貨ペアの売買を行う際の元手になる他、取引中に発生する損失に備えたFX会社に対する担保の役割、レバレッジをかける際の基準としての役割があります。

入金方法はFX会社によって異なりますが、FX会社と提携している銀行口座からの振込や、アプリなどのオンラインツールを介した即時入金が主流です。

また、取引する予定の通貨ペアやレバレッジに応じて必要になる資金は異なりますが、ロスカットのリスクを回避するために証拠金維持率を高めに維持できるよう調整しましょう。

4-4. 通貨ペアを選択する

保証金(証拠金)の入金が反映されたら、取引する通貨ペアを選択します。

初心者の場合は、取引量が多く流動性が高いメジャーな通貨ペアがおすすめです。メジャーな通貨ペアは相場の変動が比較的安定している上、市場の参加者が多く、出した注文がスムーズに約定される傾向にあるためです。

特におすすめの通貨ペアは、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/円(EUR/JPY)などです。これらの通貨ペアは日常的にさまざまなメディアでニュースとして取り上げられているため、情報が入手しやすい点でも初心者向きといえます。

逆に、マイナーな通貨ペアは市場の参加者、流動性共に低く、注文がなかなか約定しなかったり、希望した価格とはかけ離れた価格で約定したりと挙動が不安定になりやすいため、初心者にはあまりおすすめしません。

最初はメジャーな通貨ペアに絞り、リスクを抑えながら取引を重ねて経験を積んでいきましょう。

4-5. 取引を開始する

通貨ペアを選択したら、いよいよ取引を開始します。

取引は選択した通貨ペアの「買い」または「売り」の注文を行うことから始まり、その注文が成立してから決済が完了するまでの間を「ポジションを保有している」と表現します。この時、新しくポジションを建てることを「新規注文」、買いのポジションを「ロングポジション」、売りのポジションを「ショートポジション」と呼びます。

その後、自身の予想通りに相場が変動して利益が出たら、決済注文を行って利益を確定(利確)します。逆に、予測に反して損失が出た場合には、決済注文を行って損失を確定することを「損切り」といいます。

いずれの場合でも、事前に取引ルールを決めておき、適切なタイミングで決済注文を行い、利益はしっかりと手元に残し、損失が拡大する前に損切りすることが重要です。

なお、取引は必ずしも手動で行う必要はなく、取引システムに搭載されている指値注文・逆指値注文・OCO注文・IFD注文などの機能を使うことで自動的に売買を行うことも可能です。

4-6. FX会社の口座から出金する

FX口座にある残高は、FX会社に出金依頼をすることで口座から出金できます。

出金依頼の方法や窓口はFX会社によって異なりますが、公式サイトや専用のアプリ、取引ツールなどから行うのが一般的です。

ただし、出金先の口座は、あらかじめマイページや設定画面から自分名義のものを指定しておく必要があります。これらの準備ができていて、スムーズに手続きが進んだ場合、数営業日以内に指定の口座に振り込まれます。

FX会社によって条件は異なりますが、資金の出金にコストがかかる場合や、出金可能なタイミングや条件などが設定されている場合があるため注意が必要です。スムーズに出金したい場合は、事前に条件などを確認しておくと安心です。

資金の一部を引き出し、その後も取引を継続する場合は、証拠金維持率にも注意しましょう。資金を出金しすぎて証拠金維持率が低くなると、無駄なロスカットが発生してしまう可能性があるためです。

5. 1通貨単位から取引できるSBI FXトレードで10万円からの取引を始めよう

最小取引単位の小さなFX会社を選べば、10万円やそれよりも少ない資金からでも手軽にFX取引を始められます。

10万円という金額は人によって少ないと感じるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出すハードルが下がったり、リスクを抑えつつ利益を出すためのトレーニングができたりと、メリットも複数存在します。

SBI FXトレードは業界トップクラスとなる「34種類」の通貨ペアがあり、1通貨単位から取引できるため、非常に少ない資金からFX取引が可能です。また、スプレッドは業界最狭基準となっており、利益を上げやすい環境が整っているため、初心者の方にも安心してご利用いただけます。

まずはSBI FXトレードで口座を開設し、FX取引を始めてみましょう。

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この記事を監修した人

SBIリクイディティ・マーケット株式会社
金融市場調査部長
上田眞理人

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