FXの基本|利益が出る仕組みを知ろう
FXとは
FXとは、Foreign Exchange(外国為替)に由来する言葉で、正式名称は「外国為替証拠金取引」です。
2ヵ国の通貨を売買したときの差額で利益を狙う取引であり、価格変動によっては利益が出る場合もあれば損失が出る場合もあります。
日本円と海外の通貨(米ドルやユーロなど)を売買することで利益を獲得できる金融商品であり、少額から始められるのが大きな特徴です。
世界各国の通貨の価値は日々動き続けており、タイミングよく売買をすることで利益を獲得できます。
まずは、円安と円高を理解しよう
FXを学ぶ上で基本となるのが「円安」と「円高」の仕組みです。これを理解しておくことで、為替レートの変動がどのように利益や損失につながるのかをイメージしやすくなります。
円安・円高は、日本円の価値が他の通貨に対して下がっているのか、上がっているのかを表す言葉です。たとえば米ドルやユーロといった外貨との関係で、日本円が安くなれば「円安」、高くなれば「円高」と呼びます。 為替相場は日々変動しており、その変化を正しく理解することがFX取引の第一歩です。次に、それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。
- 円安とは
- 円安とは、外国の通貨に対して日本円の価値が下がる(安くなる)ことを意味しています。
例えば「1ドル=150円」とした場合、「1ドルと交換するのに150円必要」と考えてみましょう。仮に、為替変動によって「1ドル=160円」になった場合は、「1ドルと交換するのに160円必要」となります。
この状態は「日本円の価値が下がった」ともいえますし、「米ドルの価値が上がった」ともいえるため、「円安=ドル高」と表現します。
- 円高とは
- 円高とは、外国の通貨に対して日本円の価値が上がる(高くなる)ことを意味しています。
例えば、「1ドル=150円」の場合は「1ドルと交換するのに150円必要」な状態です。ここから為替変動で「1ドル=140円」になったとすると、「1ドルと交換するのに140円必要」となり、以前より少ない日本円で1ドルと交換できます。
この状態は「日本円の価値が上がった」といえると同時に、「米ドルの価値が下がった」ともいえるため、「円高=ドル安」と表現します。
>>円安と円高について詳しく見る
動画で学ぶFX
文章だけでは分かりにくいFXの仕組みも、動画で視覚的に学ぶことで理解しやすくなります。ここでは初心者の方に向けて、FXの基本から取引の流れまでを分かりやすく解説した動画をご紹介します。
為替レートの見方や取引の始め方、利益や損失が生まれる仕組みを、実際のチャートや事例を交えながら解説しているので、これからFXを始めたい方に最適です。テキストの学習と併せて視聴することで、より実践的な知識を身につけることができます。
FXで利益が出る仕組み
FXで利益を出す方法は、主に2つあります。
1つ目は、通貨ペアの買値・売値の差額によって生まれる差益です。たとえば、上記の図のような為替取引を行うと、10円の利益を獲得することができます。ただし、為替レートが逆に下がった場合(1ドル=140円のときに1ドルを売ると)、10円の損失が発生することもあります。
2つ目は、ポジションを保有しているときに、通貨ペア国による金利差で発生するスワップポイントを得る方法です。たとえば、低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を買うことで、2ヵ国間の金利差調整分の利益を得ることができます。
- ポジションとは
- ポジションとは、新規買い注文、または新規売り注文を行い、決済前の状態で保有していることです。ポジションを持つ、ポジションを建てるなどの表現で使用されます。
>>ポジションについて詳しく見る
- スワップポイントとは
- スワップポイントとは、金利が異なる2つの通貨における金利差調整分のことです。一般的に低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うことでスワップポイントを受け取ることができます。
>>スワップポイントについて詳しく見る
SBI FXトレードのスワップポイントは業界最良水準
SBI FXトレードでは、メキシコペソ/円(MXN/JPY)、南アフリカランド/円(ZAR/JPY)、トルコリラ/円(TRY/JPY)などの人気のある高金利通貨を取り扱っており、スワップポイントは業界でも最良水準です。
SBI FXトレードのスワップ履歴は、「スワップポイントカレンダー」をご確認ください。
FXのメリットは?
FXには、他の投資商品にはない魅力的なメリットがいくつかあります。
まず大きな特徴は、少ない資金から取引を始められることです。レバレッジを活用することで、実際に投資する資金よりも大きな金額の取引が可能になります。
また、24時間取引ができるのもFXの大きなメリットです。平日はほぼ一日中取引が行えるため、仕事やライフスタイルに合わせて取引の時間を調整できます。
さらに、上昇相場でも下降相場でも利益を狙えるのがFXの魅力です。株式のように「値上がりしないと利益が出ない」という制約がなく、相場の動きをうまく捉えることで幅広いチャンスが得られます。
こうした特徴から、初心者にとっても取り組みやすく、投資の経験を積むのに最適な金融商品といえます。
FXは少額で始めることができる
FXにはレバレッジという仕組みがあります。
簡単に説明すると、自分の資金に対してレバレッジ(最大25倍まで)をかけることによって、持っている資金以上の力で取引をすることが可能になります。
たとえば、1ドル150円のときにレバレッジ25倍をかけた場合、6円で1ドルの取引ができます。レバレッジがない外貨両替などで100ドルの取引をするには15,000円必要になりますが、レバレッジ25倍のFXでは600円で取引が可能になります。
- レバレッジとは
- レバレッジとは、担保となる必要証拠金を預けることで、必要証拠金の最大25倍の取引が可能になる取引手法のことです。
>>レバレッジについて詳しく見る
SBI FXトレードのレバレッジ取引のルール
SBI FXトレードの個人口座で取引する場合、最大レバレッジは25倍です。ただし、BRL/JPYの場合は10倍、RUB/JPYの場合は3.03倍となります。
法人口座での取引については、「一般社団法人金融先物取引業協会」で毎週発表される通貨ペア毎のレバレッジに準ずる倍率に設定されます。詳しくは「法人口座のレバレッジ一覧」をご確認ください。
設定されているレバレッジをお客さま自身で変更することはできませんが、資産評価額や取引数量を調整することで、実質的なレバレッジの倍率を設定可能です。
平日は24時間いつでも取引が可能
FX(外国為替証拠金取引)は、平日であれば24時間いつでも取引が可能です。
これは、日本円や米ドルなどの通貨が世界中で取引されており、常にどこかの国の市場が開いているためです。
主な市場の取引時間は以下の通りです(※季節によって若干のずれあり)
- ・シドニー:午前7時〜午後4時
- ・東京:午前9時〜午後6時
- ・ロンドン:午後5時〜翌午前1時
- ・ニューヨーク:午後10時〜翌午前7時
このように、各国の市場が時差によって順番に開くため、平日であれば1日を通して取引できるのがFXの特徴です。
FXの最小取引単位について
FX会社は各社で通貨の取引単位を設定しており、一般的に1,000通貨がよく見られる最小取引単位となっています。
SBI FXトレードなら6円からFX取引が可能
SBI FXトレードでは、1通貨単位での取引が可能です。
たとえば、米ドル/円の場合、6円(1ドル=150円の場合)の証拠金で取引することができます。
SBI FXトレードなら、本番の環境でリスクをおさえた少額の取引から始められます。業界最狭水準のスプレッドや、初心者にも使いやすく見やすいスムーズなチャート注文ができるスマートフォン取引アプリもご利用可能です。
リスクをおさえた少額の取引にご興味のある方は、ぜひこの機会にSBI FXトレードの口座開設をご検討ください。
FX取引のリスクも理解しておきましょう
FXにはメリットが多くある一方で、必ずリスクも存在します。リスクを正しく理解しておくことで、思わぬ損失を避け、より安全に取引を行うことができます。
最大のリスクは、為替レートの変動による損失です。予想に反して相場が動いた場合、利益を得るどころか大きな損失が発生することもあります。特にレバレッジを高く設定すると、少ない値動きでも損益が大きくなるため注意が必要です。
また、スワップポイントの変動もリスクのひとつです。長期保有を目的に取引する場合、金利差が変動することで当初の想定と異なる結果になる可能性があります。 さらに、流動性リスクやシステムリスクにも注意しましょう。市場参加者が少ない時間帯や、システム障害などのトラブルが起こると、思った価格で取引できない場合があります。
このようにFXには複数のリスクがありますが、事前に理解し、リスク管理を徹底することで、安全に取引を進めることが可能です。
ロスカットの可能性
ロスカット(強制決済)が発生する可能性があります。FXでは、レバレッジを活用することで、預けた証拠金よりも大きな金額の取引が可能です。そのため、為替レートが予想と逆の方向に動くと、損失が大きくなることがあります。
こうした損失の拡大を防ぐために、一定の損失が出た時点でポジションを自動的に決済する「ロスカット(強制決済)」という仕組みが設けられています。
- ロスカットとは
- FX取引では、一定の損失が発生した場合にポジションが強制的に決済される仕組みがあり「ロスカット」といいます。ポジションとは、FX取引において新規に買い注文または売り注文を出して、決済せずに保有している状態のことを指します。
>>ロスカットについて詳しく見る

