FXにおける「買い」と「売り」
損益評価額の計算方法
FX取引において、新規買い注文をした場合は、決済は売り注文となります。逆に、新規売り注文をした場合には、決済は買い注文となります。決済するタイミングにより、利益額(損失額)は変わってきます。
ケース1 新規買い注文から始めた場合
1ドル=110円のときに、今後の値動きが上がると予想して、ドル/円の新規買い注文をしました。
1ドル=120円の時、ドル/円の決済売注文をした場合
110円で新規買を行い、120円で決済売をしました。その差額は+10円です。
その時、
注文数量が1通貨(1ドル)なら +10円× 1通貨= +10円の利益になります。
注文数量が1万通貨(1万ドル)なら +10円×1万通貨=+10万円の利益になります。
1ドル=100円の時、ドル/円の決済売注文をした場合
110円で新規買を行い、100円で決済売をしました。その差額は-10円です。
その時、
注文数量が1通貨(1ドル)なら -10円× 1通貨= -10円の損失になります。
注文数量が1万通貨(1万ドル)なら -10円×1万通貨=-10万円の損失になります。
ケース2 新規売り注文から始めた場合
1ドル=110円のときに、今後の値動きが下がると予想して、ドル/円の新規売り注文をしました。
1ドル=120円の時、ドル/円の決済買注文をした場合
110円で新規売を行い、120円で決済買をしました。その差額は-10円です。
その時、
注文数量が1通貨(1ドル)なら -10円× 1通貨= -10円の損失になります。
注文数量が1万通貨(1万ドル)なら -10円×1万通貨=-10万円の損失になります。
1ドル=100円の時、ドル/円の決済買注文をした場合
110円で新規売を行い、100円で決済買をしました。その差額は+10円です。
その時、
注文数量が1通貨(1ドル)なら +10円× 1通貨= +10円の利益になります。
注文数量が1万通貨(1万ドル)なら +10円×1万通貨=+10万円の利益になります。
ケース3 新規買い注文から始め、決済を翌営業日にした場合
1ドル=110円のときに、今後の値動きが上がると予想して、ドル/円の新規買い注文をしました。その後、ポジションを持ったまま決済せずに翌営業日を迎えました。
1ドル=120円の時、ドル/円の決済売注文をした場合
110円で新規買を行い、120円で決済売をしました。その差額は+10円です。
また、スワップポイントは、1ドル当たり0.0005円でした。
その時、注文数量が1通貨(1ドル)なら
+10円×1通貨=+10円
スワップポイントは +0.0005円×1通貨=+0.0005円
つまり、 +10円+0.0005円=10.0005円の利益になります。
注文数量が1万通貨(1万ドル)なら
+10円×1万通貨=+10万円
スワップポイントは +0.0005円×1万通貨=+5円
つまり、 +10万円+5円=10万5円の利益になります。