会社概要
顧客中心主義に基づく業務運営方針 主な取組み
方針1 お客さまの最善の利益を追求する業務運営
【1. 業界最狭水準のスプレッドの配信と実績開示】
金融先物取引業協会の自主規制ルールにおいては、スプレッド広告を行った場合は、例外なく実績を開示することが義務付けられておりますが、当社ではスプレッド広告の実施有無にかかわらず、全取扱通貨ペアの全時間帯におけるスプレッド提示実績を月次で開示しております。
2022年度においては、一部通貨ペア(※)を除き、業界最狭水準のスプレッドを安定的に提供いたしました。
※ロシアルーブル円(RUB/JPY)は、ロシアのウクライナ侵攻の影響を踏まえ、新規建注文の受付を停止しております。
【参考】米ドル/円(USD/JPY) 2023年9月実績 当社スプレッド実績ページより抜粋
詳しくはスプレッド提示率実績をご覧ください。
【2. スマートフォン版FX取引アプリの大幅バージョンアップ】
2022年5月27日より、お客さまから寄せられたご意見・ご要望にお応えすべく、スマートフォン版FX取引アプリに3つの新機能を追加いたしました。
【バージョンアップによる新機能】
① チャート発注機能
チャート画面を開いた状態で「注文」ボタンを押下し、買注文または売注文を選択することで、チャート画面に価格ラインが表示されます。価格ラインを上下に移動させ、「注文確認」ボタンを押下することにより、直感的に指値(逆指値)注文を行うことが可能です。また、OCO・IFD・IFDOCOなどの複合注文にも対応しております。決済注文の際には、保有ポジションを確認したうえで発注が可能です。
【チャート発注の画面イメージ】
② トレードレポート機能
お客さまの資産額の推移を可視化する機能です。資産残高の月間・年間推移をグラフで把握できるため、過去のお取引の振返りを容易にし、トレードスキルの向上を支援いたします。
【トレードレポートの画面イメージ】
③ マーケット情報機能
「レート一覧」の「マーケット」タブを押下することで、暗号資産CFDの価格をはじめ、商品CFD(金・原油・銀)、株価指数CFD(米国NY30・米国S500、米国NAS100)の参考価格を表示いたします。本アプリ内で、各種マーケットの動向を参考にしながらお取引いただけます。
【マーケット情報の画面イメージ】
【3. マイページ機能の提供開始】
2022年6月25日より、WEB版取引サイトにおいて、各サービス(「FX」「積立FX<つみたて外貨>」「暗号資産CFD」)における保有資産を、一覧表示でまとめて確認できる「マイページ」の提供を開始いたしました。
【参考】マイページ画面(PCサイトのイメージ)
① 資産状況を一括で表示
Web版取引サイトログイン後の初期表示画面では、「FX」「暗号資産CFD」「積立FX<つみたて外貨>」の保有資産や運用成績が一覧で表示され、一括でご確認いただけます。
② 入出金・振替の導線を一本化、直感的な操作を可能に
「設定・便利機能一覧」の「入金」・「振替」欄では、各サービスへのクイック入金や振替、各サービスからの出金が直感的に行えるよう、操作パネル形式のレイアウトを実装いたしました。
③ 設定の一元管理
各サービスの取引サイト内にそれぞれ配置されていた各種設定をマイページに集約し、一元的に管理できるようになりました。例えば「メール設定」を開くことで、各サービスのメール設定を変更することができます。
【4.FXスマホアプリ「かんたんモード」の提供開始】
2023年7月31日より、これからFXを始められる方にも取引がしやすい機能として「かんたんモード」の提供を開始いたしました。
「かんたんモード」は取引に関わる基本機能に特化した、シンプルな画面構成となっております。また、取引を先導する「取引ナビゲーター」機能や「取引ヒント」機能を搭載し、FX未経験の方でも取引の手順をスムーズにご理解いただけます。
【参考】かんたんモード画面
※従来の「標準モード」と同一のアプリ内で切り替えが可能となっておりますので、手軽にご自身に合ったモードを選びお取引いただけます。
■「かんたんモード」の主な機能
【5.「積立FX<つみたて外貨>」専用アプリの提供開始】
2023年9月29日、お客さまからのご要望にお応えして、より外貨積立をスタートしやすい専用アプリのご提供を開始いたしました。簡単に積立設定ができる申込画面のほか、シミュレーション機能により事前にお客さまに最適な運用方法をご確認いただけます。また、運用状況もひと目で把握できるわかりやすいデザインとなっております。
■「積立FX<つみたて外貨>」専用アプリの主な特徴
① つみたて前に将来をシミュレーション
シミュレーション機能で将来の資産状況をイメージでき、お客さまのお考えに沿った最適な運用方法を確認できます。
②初心者の方でも注文しやすい設定画面
通貨・月間の投資金額・投資効率(レバレッジ)・購入頻度を選ぶだけ。
③ひと目でわかる運用状況
資産の推移はグラフで表示、通貨ごとの運用状況もひと目で把握ができます。
方針2 利益相反の適切な管理
【カバー率100%】
お客さまから受注した注文を即時に同一数量、同一価格でカバー取引し、そのカバー率はリアルタイムで100%でした。
方針3 スプレッドその他手数料等の明確な提示
【スプレッド配信率の公表】
お客さまの取引数量に応じてスプレッドが異なるスプレッド配信区分を採用しておりますが、区分別のスプレッド配信率を全ての通貨ペアにおきまして、当社ホームページにて公表いたしました。
スプレッド実績:https://www.sbifxt.co.jp/service/detailedspread.html
方針4 重要な情報の分かりやすい提供
【1. お客さまへの注意喚起】
お客さまのお取引に影響があると予想される情報について、当社ホームページのトップページにおいて随時ご提供いたしました。
【2. 動画を使用した情報コンテンツの充実】
お客さまのマーケットリテラシー向上の一環として、公式Youtubeチャンネルを開始し、外国為替マーケット情報の提供を行っております。当社社外取締役ジョセフ・クラフト氏による米国を中心とした金融政策や政治トピックのタイムリーでわかりやすい解説コンテンツや、株式会社セント・フォースの所属タレントが出演する『今日の為替ニュース! presented by セント・フォース』の動画配信により、初心者からベテランの方まで広くご満足いただける情報提供に努めております。
SBI FXトレード Youtube公式チャンネル
方針5 お客さまの適合性の管理(ふさわしいサービスのご提供)
【1. お客さまのリスク許容度に応じたお取引】
当社では、「SBI FXTRADE」と「積立FX<つみたて外貨>」において満18歳から口座開設申込を受け付けております。また当社では、投資者保護の観点より、満81歳以上のお客さまに対し、定期的に投資に関する理解度を確認させていただいており、当社の総合的な判断により、お取引の一部に制限を設けさせていただくことがございます。
【2. 1通貨単位からのお取引】
FX取引が投資の入り口となるように、当社では最低取引単位を1通貨単位(米ドル/円の場合は1ドル)に設定することで、少額の資金でのお取引も可能となっております。そのほか、例えば米ドル/円などのレートを小数点以下4桁まで表示するなど、他社にはない顧客利便性を追求し、敷居が高いと思われがちなFXに対して興味を抱いていただけるように工夫しております。
【3. 積立型商品のご提供】
当社では、1通貨単位での取引を最大限に活用し、かつレバレッジを低くすることでリスクを抑えた「積立FX<つみたて外貨>」に定期購入機能を付加し、毎日・毎週・毎月と予め設定した期間で、定期的に外貨を自動で購入することを可能としております。長期・積立・分散投資ができる取引であり、仮に高値掴みをした場合でも、長期的には購入価格のバランスを取る効果があるので、相場が好転した時に利益確定を狙い易い商品となっております。
方針6 ガバナンス体制の整備
【1. 規程策定、社内研修の実施】
金融庁公表「顧客本位の業務運営に関する原則」に基づき「顧客中心主義に基づく業務運営に関する規程」を策定しております。また、役職員を対象に社内研修を行うことによって、「顧客中心主義に基づく業務運営方針」及び当該規程の内容について社内周知の徹底を実施いたしました。
【2. グローバル外為行動規範の遵守意思表明】
グローバル外為行動規範は、外国為替市場における適切な慣行に関する一連のグローバルな原則を示し、外国為替ホールセール市場の健全性と円滑な機能の促進に向けた共通のガイドラインを示すために策定されました。(※1) 当社は、2018年5月にグローバル外為行動規範の遵守意思表明をしており、同規範の原則に沿ったかたちで業務を行うことができるよう管理体制を構築しております。また、当社のカバー先である、SBIリクイディティ・マーケット株式会社も同規範の遵守意思表明をしております。当社及び同社は、インベストメント・チェーン(※2)におけるそれぞれの役割を認識しエンドユーザーである当社のお客さまのために、顧客本位の業務運営に取り組むことを約束しております。
(※1)東京外国為替行動委員会:グローバル外為行動規範(http://www.fxcomtky.com/coc/)
(※2)金融庁事業局説明資料 14ページ:インベストメント・チェーン(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/soukai/siryou/20170303/01.pdf)
【3. 内部監査による評価】
内部監査部門におきましては、サービスの提供を含めた事業運営全般について、当該方針及び規程に基づき適正に実施されているか内部監査を実施し、その結果について取締役会へ報告いたしました。なお、内部監査計画における優先順位の決定においては、リスクアプローチにおける定性評価項目に「顧客本位の業務運営において、重要な業務であるか」の評価軸を設定し、評価結果に基づき年間内部監査計画を策定しております。
方針7 方針の定期的な見直しと公表
当社の顧客中心主義に基づく業務運営方針では、毎年度の主な取組とKPIを公表することとしております。また必要に応じて方針の見直しも行い、お客さまの視点に沿った運営を行っております。