外貨預金のメリット・デメリットは?どんな方が向いている? | SBI FXトレード 

外貨預金のメリット・デメリットは?どんな方が向いている?

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UPDATE 2025.03.24
POST 2025.03.24

外貨預金のメリット・デメリットは?どんな方が向いている?

1. 外貨預金の仕組みや目的をわかりやすく解説

外貨預金とは、日本円を外国の通貨に交換し、その通貨で資産を保有する預金です。円よりも金利が高い海外通貨を保有して、金利収入や為替差益の獲得が期待できます。まずは、外貨預金の基本的な仕組みと、その主な目的についてご紹介します。

1-1. 外貨預金は外貨で資産を保有できる仕組み

外貨預金とは、保有する日本円を米ドルやユーロなどの外国通貨に交換して行う預金を指します。

外貨預金を始める時には、銀行などの金融機関に外貨預金用の口座を開設します。口座開設後は、自分が保有する円預金を指定した海外通貨に振り替えることで外貨預金をすることが可能です。取り扱う通貨の種類は金融機関によって異なります。

預金に預けている間は、外貨の金利が適用されるため、円よりも海外通貨の金利が高ければ、相対的に高い金利収入が得られます。また、円から海外通貨に交換する時、海外通貨から円に戻す時には、その時々の為替レートが適用されます。預けている間に円安が進めば為替差益が発生しますが、円高になれば投資家の損失となるリスクもあるのです。

1-2. 外貨預金で得られる利益と税金

外貨預金で得られる利益には、利息と為替差益の2種類があります。利息は、海外通貨ごとに各金融機関が定める預金金利に応じて定期的に支払われる仕組みです。なお、利息も通常は預け入れた外貨で支払われるので、円に戻す時の為替レートによって円ベースでの金額は変化します。

また、為替差益は為替レートの変動によって生じる利益です。預け入れた外貨を円に戻す際、為替レートが預け入れ時よりも円安であれば利益が発生します。

外貨預金で得られた利息は、利子所得として20.315%の税金が課されます。これは、所得税15%と住民税5%に加えて、復興特別所得税0.315%が適用されたものです。税金は、利息が支払われる際に源泉徴収されます。

為替差益は雑所得として扱われ、他の所得と合算して課税されます。雑所得は総合課税の対象であり、所得が多いほど税率が高くなる累進課税制度が適用されます。

2. 外貨預金のメリット・魅力とは

外貨預金には、高い利息収入を得られる、為替差益を狙える、初心者にも分かりやすいといったメリットがあります。それぞれのポイントについて、詳しくご紹介していきます。

2-1. 高金利の通貨で預金ができる

外貨預金のメリットの一つは、日本円と比べて高い利息収入が期待できる点です。日本では長らく低金利が続いており、円預金ではほとんど利息がつきません。

一方で、2025年1月時点では、米ドルやポンド、オーストラリアドル、南アフリカランドなどの海外通貨は相対的に高金利なため、外貨預金で運用すれば円預金よりも高い利息を得られます。

利息は預け入れている間にわたって定期的に支払われるため、長期で運用するほど利息収入が積み上がっていきます。ただし、海外通貨の預金金利は経済情勢や金融政策により変動することがありますので、現在の高い金利が変化するリスクがある点には注意しましょう。経済が安定している国の通貨を選んだ方が、金利水準の急変も起きにくいと想定されます。

2-2. 為替差益を得られる可能性がある

為替レートの変動によって為替差益が期待できる点が、外貨預金のもう一つのメリットです。例えば、1ドル=150円の時に外貨預金を開始し、その後1ドル=160円になった時点で円に戻すと、10円の為替差益を得られます。

為替差益を得るためには、為替レートの動向を見極めて、円安になることが期待できるタイミングで預け入れや引き出しを行うことが重要です。

為替レートの変動は予測が難しく、予想に反して円高になれば、損失が発生するリスクもあります。市場の状況や経済動向を把握して、適切な投資タイミングを見極めましょう。

2-3. 初心者にもわかりやすい資産運用方法

外貨預金は、他の投資商品と比べて初心者にも分かりやすく、手軽に始められる資産運用方法です。普段利用している銀行で外貨預金口座を開設でき、手続きも簡単です。証券会社などにあらためて口座開設をする必要がありません。また、少額から始められるため、投資初心者にも適しています。

為替変動による値動きはありますが、現地通貨ベースで見ると、株式のように元本が増減することはありません。株は企業が倒産すると無価値化するリスクがありますが、通貨を発行しているのは国や国が集まった団体なので、特に先進国の通貨であれば価値がゼロになるリスクは非常に低いといえます。

為替レートの仕組みを理解すれば、初心者でも資産運用として活用しやすいことが特徴です。また、利息収入を定期的に着実に獲得できる点も、長期での資産運用に活用しやすい特徴といえます。

3. 外貨預金のデメリットや注意点は?

外貨預金には、手数料がかかる、預金保険制度の対象外である、為替損失のリスクがあるといったデメリットが存在します。これらを理解して、リスクを十分に認識した上で外貨預金での運用にチャレンジしましょう。

3-1. 為替手数料がかかる

外貨預金を行う際には、為替手数料が発生します。為替手数料とは、円を外貨に交換する際や、外貨を円に戻す際に金融機関に支払う手数料のことです。基本的に、手数料は取引の度にかかるため、頻繁に預け入れや引き出しを行うと、その分手数料がかさんで損益を悪化させる要因となります。

手数料の仕組みについて、詳しくご紹介します。円から外貨に交換する際には「TTS(Telegraphic Transfer Selling)」というレートが適用されます。このレートはその日の為替レートに手数料が加算されています。

逆に、外貨から円に戻す際には「TTB(Telegraphic Transfer Buying)」というレートが適用され、こちらもその日の為替レートから手数料が差し引かれたものです。頻繁に取引を行うと、それに比例して負担する手数料もかさむことになるため、取引回数を抑えることも、損益を最大化する上では重要です。

3-2. 預金保険制度の対象外になる

外貨預金は、円預金とは異なり預金保険制度の対象外です。預金保険制度とは、金融機関が破綻した場合に預金者を保護する仕組みで、円預金は元本1,000万円とその利息が保証されます。しかし、外貨預金は保護対象外であるため、金融機関が破綻した場合には資産が保護されず、損害を受ける恐れがあります。

外貨預金を行う際には、預け入れる金融機関の信用度や安全性を十分に確認することが重要です。信用のおける金融機関で取引を行って、破たんリスクを最小化しましょう。

3-3. 元本割れで損をするリスクがある

外貨預金は、為替レートの変動によっては元本割れとなるリスクも存在します。例えば、1ドル=160円の時に外貨預金を行い、その後1ドル=150円に円高が進行した場合、為替差損が発生します。預け入れた円ベースでの元本よりも金額が少なくなり、損失が発生する可能性があります。

為替レートは経済状況や金融政策、政治情勢など、さまざまな要因によって変動します。外貨預金を行う際には、為替レートの動向を常にチェックし、タイミングを見極めて預け入れや引き出しを行うことが重要です。

4. 外貨預金の主な種類とそれぞれの特徴・メリット

外貨預金にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴とメリットがあります。代表的な外貨預金の種類と、その特徴について解説します。

4-1. 外貨普通預金

外貨普通預金は、為替レートの動向をみながら、いつでも自由に預け入れや引き出しが可能な預金です。そのため、市場の変化に迅速に対応できます。一般的に、外貨普通預金の金利は外貨定期預金と比べて低く設定される傾向にあります。

一方で流動性が高く、資金を必要な時にすぐに引き出せることがメリットです。また、預金期間の制約がないため、短期の資産運用にも長期運用にも柔軟に活用できます。ただし、取引ごとに為替手数料がかかるため、基本的に取引頻度を抑えた方が手数料による損失を抑えられます。

4-2. 外貨定期預金

外貨定期預金は、あらかじめ定められた期間に資金を預け入れることで、一定の金利を得ることができる預金方法です。外貨定期預金は、一般的に普通預金よりも高い金利が設定されています。さらに、預入期間が長いほど金利水準が高くなる傾向にあります。

外貨定期預金のもう一つの特徴は、満期が設定されている点です。原則として、満期が来るまで資金を引き出すことはできません。もし引き出す場合には、本来得られる利息のほとんどを得られなくなります。

満期後は、同じ通貨の普通預金に自動的に預け入れられるか、円に戻すかを選択可能です。また、金融機関によっては、自動で同期間の定期預金に振り替えられるサービスもあります。

4-3. 外貨貯蓄預金(積立)

外貨貯蓄預金(積立)は、毎月一定額を外貨で積み立てる預金方法です。定期的に外貨を積み立てることで、為替レートの変動リスクを分散する効果があります。円高のタイミングでは外貨ベースの預金金額が多くなり、円安のタイミングでは少なくなります。

例えば、ある月に1万円を1ドル=150円で米ドル預金に換えると、当月の預入額は66.67ドルとなります。次の月に1ドル160円で預け入れたとすると、預入額は62.5ドルです。円高局面の方が米ドルベースでの預け入れ金額が多くなるため、長期的に積み立てると加重平均した預け入れ為替レートを引き下げられます。

また、外貨貯蓄預金(積立)は、少額からでも始められて無理なく資産を増やせるのもメリットです。積立設定をしておけば、いちいち手続きをしなくても、自動的に預金額が増えていき、将来は大きな資産を形成できる可能性があります。

5. 外貨預金に向いている方・おすすめの方は?

外貨預金は、海外に頻繁に行く方や情報収集が得意な方、さらに元本割れを許容して投資していきたい方に適しています。ここでは、外貨預金に向いている方やおすすめの方をご紹介します。自分が外貨預金に向いているかを判断する上での参考にしてください。

5-1. 海外に行くことが多い方

外貨預金は、海外に行く機会が多い方にとって非常に便利です。金融機関によっては、外貨預金で貯めた海外通貨を海外のATMで引き出せます。現地での両替手続きの手間がかからない上、為替手数料を節約することができます。

頻繁に海外出張や旅行をする方は、外貨預金を活用することで、海外通貨の資金管理を手間なく行えます。また、為替レートを見極めて有利なタイミングで預け入れ、引き出しを行えば、資産を増やしながら管理することも可能です。

5-2. 情報収集が得意な方

外貨預金は、海外の経済状況や金融政策、国際情勢などの情報収集が得意な方に適しています。外貨預金で損失を抑えてうまく資産を増やしていくためには、対象となる通貨の金利や為替レートの情報をいち早く収集することが重要です。

情報収集が得意な方は、為替レートの変動要因を理解して、今後の見通しを立てることができます。その上で、自分の判断で最適なタイミングで投資を行い、投資収益を高めることが期待できます。複数通貨への分散投資やリスク管理を徹底することで、為替相場急変時の大幅な損失も抑えることができるでしょう。

5-3. 元本割れのリスクを許容できる方

外貨預金は、為替レートの変動によって元本割れのリスクを伴います。このリスクを理解して、許容できる方に向いています。

日本では、大手の金融機関の安全性も背景に「預金=損失が出ないもの」というイメージを持ちがちです。外貨預金では為替変動により思わぬ形で損失を被るリスクがあるため、円預金とはリスクの性質が異なる商品として理解する必要があります。

円預金と外貨預金のリスクの違いを理解した上で、相対的に高いリスクを取って利益を追求したい方に適した商品です。また、もし損失が出ても生活に影響が出ないよう、余裕資金を活用することも重要です。

6. 外貨預金に人気の通貨とそれぞれの特徴

外貨預金では、米ドルやユーロ、ポンドなど特定の通貨が人気です。発行国の信頼性の高さや金利の高さ、流動性などの要素において高く評価されています。ここからは、外貨預金で人気の通貨と特徴をご紹介します。

6-1. 米ドル

米ドルは世界の基軸通貨として広く認知されており、外貨預金においても特に人気の高い通貨です。米ドルは、日本国内はもちろんのことグローバルに見ても流通量が多いことが特徴です。

世界一の経済大国であるアメリカが発行する通貨であるため、信頼性が高いのも人気の理由です。

また、米ドルは情報収集がしやすい通貨であり、経済動向や為替レートの予測を立てやすいのも特徴です。多くの金融機関で取り扱われていて、初心者でも取引しやすい点も魅力の一つです。為替手数料も相対的に安い傾向もあります。

6-2. ユーロ

ユーロは、米ドルに次ぐ世界第二位の取引量を誇る通貨であり、外貨預金でも人気の高い通貨です。欧州連合(EU)加盟国で広く使用されており、EU全体で見れば経済規模が大きく、安定した通貨として評価されています。

米ドルはアメリカの通貨、ユーロは大多数のEU加盟国の通貨であり、いずれも取引量の多い通貨でありながら、異なる地域の経済情勢や金融政策の影響を受けます。そのため、米ドルや他の先進国通貨とリスク分散を図る上でも有効な通貨の一つです。

6-3. ポンド

ポンドは、世界有数の先進国の一角である英国の通貨でありながら、高金利通貨の一つでもある点が特徴です。英国の金融市場は世界的に重要な役割を果たしており、信頼性を持っています。

近年は英国の金融政策の影響で高金利な状態が続いています。ただし、米ドルやユーロと比較すると、相対的に値動きが大きい傾向がある点には注意しましょう。英国のEU離脱(Brexit)以降は流通量も低下傾向で、先進国通貨としてはリスクの高い通貨の一つです。

6-4. オーストラリアドル

オーストラリアドルは、資源国通貨として知られており、しばしば鉱物やエネルギーなど資源価格の動向が為替レートに影響を与えます。

オーストラリアドルは、過去から長期にわたり金利が高い傾向があり、高金利通貨として人気です。一方で、資源価格の影響を受けやすいため値動きが大きく、為替損益のリスクが高い通貨です。投資初心者にはやや難易度が高い通貨といえるでしょう。

また、米ドルやユーロと比べると取引量が少ないため、流動性が低く、為替手数料が高めに設定されている金融機関もあり、留意が必要です。

6-5. ニュージーランドドル

ニュージーランドドルは、オーストラリアドルと同様に資源国通貨の一つです。同国は酪農業が主要産業であるため、農産物の価格に影響を受けやすい通貨といえます。長期にわたり金利が高い傾向にあり、高金利を求める投資家に人気の通貨です。

オーストラリアと地理的・経済的に結びつきが近いため、両通貨はしばしば似た値動きを示します。ニュージーランドドルも、先進国通貨としては取引量が少なく、値動きが大きくなるリスクがあります。

6-6. スイスフラン

発行国であるスイスが永世中立国であることから、政治的に安定しており、世界情勢の影響を受けにくい通貨です。そのため、地政学的・経済的リスクが高まった時の逃避先として需要が高まり、値上がりする傾向があります。

スイスフランは比較的値動きが少なく、安定した資産運用が可能です。ただし、地理的にはユーロ圏の国と近いため、ユーロの値動きに影響を受けるケースも少なくありません。

6-7. 南アフリカランド

南アフリカランドは高金利通貨として知られており、外貨預金でも人気の高い通貨です。南アフリカは金融政策上、他国と比べて金利が高い局面が長く続いているため、短期間で比較的多くの利息を得られます。

ただし、新興国である南アフリカは、経済的・政治的な安定性が先進国に劣るため、為替相場の値動きも大きくなりがちです。また、流動性が相対的に低いこともあり、為替手数料を高めに設定している金融機関も多く見られます。相対的にハイリスク・ハイリターンを追求するのに適した通貨ですが、初心者が投資するにはリスクが高いと考えられます。

6-8. トルコリラ

トルコリラは、非常に高金利な通貨として知られており、外貨預金でも一定の人気を集めています。特に、トルコの政策金利は高く設定されていて、短期間で高い利息を得られる可能性があります。

しかし、トルコ国内の政治・経済情勢が不安定であり、地理的に近い中東情勢の悪化の影響を受けやすい点には注意しましょう。過去には高インフレの中で利下げを進めたことにより、断続的にリラ安が進む局面もありました。主要な通貨の中では、特にリスクの高い海外通貨の一つといえます。

7. 外貨預金以外の主な外貨商品とそれぞれの特徴

外貨預金以外にも、さまざまな外貨運用方法があります。ここでは、外貨建てで資産運用ができる主な商品と特徴について解説します。預金以外の資産運用方法も検討したい方は、ぜひ参考にしてください。

7-1. 外貨建て株式

外貨建て株式は、海外市場に上場している企業の株式を外貨で購入する方法です。株価の値上がり益や配当金を受け取れます。

外貨建て株式は、為替変動と株価の変動の双方から利益を得られるため、うまくいけば高いリターンを享受できます。裏を返すと、株価の下落と円高が同時に進行すれば大きな損失を被る可能性もあるなど、リスクも高い投資商品の一つです。

海外企業の情報は、日本企業よりも得にくいことが多く、リサーチや分析が難しくなります。リスク許容度が高く、情報収集が得意で投資経験が豊富な方向けの投資手段です。

7-2. 外貨建債券

外貨建債券は、外国の政府や企業が発行する債券を外貨で購入し、金利収入と為替変動で利益を得る方法です。債券は、満期になれば元本が返済されるため、一般的には株式に比べて価格変動リスクが小さい資産です。海外の方が高い金利のため、外貨建債券は円建て債券よりも利回りが高い傾向にあります。

一方で、購入時から元本返済までの期間は為替変動の影響を受けます。円高が進行すれば、円換算した時に損失が発生するリスクがある点には注意が必要です。また、国や企業などの発行体が破たんすれば元利金の返済が滞り損失が発生します。発行体の信用リスクをチェックして、信頼できる国・企業の債券へ投資しましょう。

7-3. 外貨建投資信託

外貨建投資信託は、外貨で運用される投資信託です。海外ETF(Exchange Traded Fund)や外貨建MMF(Money Market Fund)などが代表的な商品です。海外ETFのほとんどは、特定の市場指数に連動するように設計されています。指数に組み入れられたさまざまな資産に分散投資が可能で、個別株よりもリスクを抑えた運用が可能です。

外貨建MMFは、格付けの高い国債や短期債券で運用されているため、比較的安全な投資信託となっています。いずれの商品も、購入時から売却時の為替変動の影響を受ける点には注意しましょう。

7-4. 外貨建保険

外貨建保険は、保険料を円から交換した外貨で支払い、保険金や解約返戻金を外貨で受け取る保険商品です。比較的高い金利で運用できるため、円建ての保険よりも資産を増やせる可能性があります。

外貨建保険は、保険機能と資産運用機能を兼ね備えていることが特徴です。死亡時など保険が定める事由が発生した時には、保険金が支払われます。保険金は外貨で受け取れるため、円安が進んだ場合には為替差益を得ることが可能です。

7-5. FX

FX(外国為替証拠金取引)は、証拠金(保証金)を預けて、証拠金の数倍の規模で異なる通貨を売買して利益を追求できる取引です。FXにおいては、少ない現金を元手に大きな規模で取引を行う仕組みをレバレッジといいます。レバレッジを活用することにより、少額の資金で大きな利益を得られる可能性があります。

一方で、想定外の方向に為替レートが動けば、損失も大きくなるリスクがあります。外貨投資としては比較的ハイリスク・ハイリターンな投資方法といえるでしょう。FXは海外通貨の売り(ショート)により円高になった時に収益を得られるポジションを保有したり、ドルとユーロの交換をしたりなど、外貨対外貨で投資できるのも特徴です。

8. 外貨預金は高金利と為替利益が魅力!

外貨預金は、高金利通貨によって得られる利息と、為替変動によって利益を得られる可能性があることが特徴です。円の低金利に不満を感じている方や、為替変動を活用して収益を獲得したい方にとって、外貨預金は分かりやすくおすすめの投資方法といえます。

ただし、為替変動によるリスクやコスト、元本割れのリスクもあるため、自身のリスク許容度に合わせて投資を行うことが重要です。また、外貨預金以外にも外貨建の商品や投資方法があります。例えば、FXは損失リスクを理解した上で少額の自己資金で為替投資をしたい方に適しています。

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この記事を監修した人

SBIリクイディティ・マーケット株式会社
金融市場調査部長
上田眞理人

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