ドル円の長期サイクル分析

2019/01/29

特別レポート

ドル/円は、週足ベースの長期的チャートで16.5年サイクルを見ることができます。この16.5年サイクルの中には、3つの5.5年サイクルが存在し、直近では2011年11月にボトムを付けて、新たな16.5年サイクルが始まったと考えられます。そして、16.5年サイクル上の高値は、最初の5.5年サイクル内に付けるパターンであることから、2015年6月に付けた125.86が現行の16.5年サイクルの高値であると考えられます。

そして、最初の5.5年サイクルで付けた高値は、その後上抜けないというパターンであることから、現行の16.5年サイクルの高値である125.86を今後は上抜けないと考えられます。しかし、ここを上抜けるようなら、16.5年サイクルの下げトレンドは崩れ、その場合は149.53を目指す展開も予測できます。なお、次の5.5年サイクルのボトムは2022年11月(±10ヵ月)、また、16.5年サイクルの最終ボトムは2028年5月(±6ヵ月)と予測できます。

一方、トップサイクル(16.5年サイクルの最初5.5年サイクルのトップと最後の5.5年サイクルのトップ)は、8.0年サイクルとなっており、現行の16.5年サイクル上の最初の5.5年サイクルのトップが2015年6月だったことから、最後の5.5年サイクルの高値は2023年6月(±6ヵ月)と予測できます。

データを基にSBILMが作成










提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社

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