長期サイクル分析

2020/01/14

特別レポート

ドル/円

1970年代後半からの週足ベースのドル/円のチャートでは、16.5年サイクルを見ることができます。この16.5年サイクルの中には、3つの5.5年サイクルが存在していると考えられます。直近では2011年11月に16.5年サイクルのボトムを付けて、新たな16.5年サイクルが始まったと考えられ、現行の16.5年サイクルの最終ボトムは2028年5月(±6ヵ月)と予測できます。

過去の16.5年サイクル上のパターンを見ると、最初の5.5年サイクルで付けた高値はそのまま16.5年サイクルの高値となっていることから、2015年6月に付けた125.86が現行の16.5年サイクルの高値と考えられます。ただ、16.5年サイクルの高値と見られる125.86を上抜けるようなら、16.5年サイクルのトレンドは崩れると考えられ、その場合には149.53を目指す展開も予測できます。

なお、次の5.5年サイクルのボトムは2022年11月(±10ヵ月)、また、16.5年サイクルの最終ボトムは2028年5月(±6ヵ月)と予測できます。

現在は、16.5年サイクル内の二つ目の5.5年サイクルと考えられ、現行の5.5年サイクルのボトムは2022年11月(±10ヵ月)と予測できます。2つ目の5.5年サイクルでは、前半に高値を付けるパターンであることから、現行の5.5年サイクルの高値は2016年に付けた118.66が高値である可能性が高いと考えられます。ただ、ここを上抜けるようなら、124.20までの上昇も計算できます。

一方、トップサイクル(16.5年サイクルの最初5.5年サイクルのトップと最後の5.5年サイクルのトップ)は、8.0年サイクルとなっており、現行の16.5年サイクル上の最初の5.5年サイクルのトップが2015年6月だったことから、最後の5.5年サイクルの高値は2023年6月(±6ヵ月)と予測できます。

提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社

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