UPDATE 2025.05.02
POST 2025.05.02
「FXの自動売買と裁量取引、どちらが自分に合っているのだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
FX取引には、自動で取引を進める「自動売買」と、相場を自分で分析して取引する「裁量取引」の2つの手法があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらが有利ということはありません。
この記事では、自動売買と裁量取引の違いや、それぞれの手法がどのような方に向いているのかを解説します。どちらの方法が自分に合っているのかを見極めるために、理解を深めておくと良いでしょう。
※SBI FXトレードでは、自動売買プログラム(クラウド環境などから取引システムにアクセスするなどの取引態様を含みます)などを使用した注文および取引を行う行為を禁止しています。
FXの自動売買は、トレーダーが設定したルールに基づいてシステムが自動的に取引を行う方法で、「システムトレード」や「シストレ」とも呼ばれています。
自動売買では、システムが市場の動きを監視し、事前に決めておいた買いや売りの条件が揃った瞬間に自動で注文を実行します。これにより、トレーダー自身が常に市場に張り付いていなくても、ある程度自身の意志に沿った取引が可能になります。
これに対して、トレーダー自身が市場を監視し、手動で操作して取引を行うことを「裁量取引」または「裁量トレード」と呼びます。裁量取引ではトレーダーの感情的な判断・操作ミスがしばしば発生しますが、自動売買ではこのようなリスクを大幅に軽減できるのが大きな特徴です。
裁量取引に比べて、自動売買には取引を効率良く行える多くのメリットがあります。ここでは、特に代表的な3つのメリットを解説します。
外国為替市場は、一部例外はあるものの、月曜日から金曜日は原則的にほぼ24時間取引が可能です。
とはいえ、トレーダー自身が24時間市場を監視するのは現実的ではありません。加えて、特に市場が活況になるのはニューヨーク市場が開いている時間帯ですが、日本時間では夜から早朝にかけての時間帯になるため、多くの人にとって取引するにはハードルが高いというのが実情です。
しかし、自動売買を利用すれば、あらかじめ設定しておいたルールに基づいてシステムが自動的に取引を実行するため、実質的に24時間体制で取引を行えるようになります。トレードにそこまで多くの時間を使えない方や、生活リズムの都合などでリアルタイムでの取引が難しい方にとって、自動売買は大きな助けとなるでしょう。
感情に左右されず、機械的に損切り・利確を実行できるのも自動売買のメリットです。
裁量取引では、「もっと利益を増やしたい」または「損失を取り返したい」という感情から、冷静な判断力を失ってしまうケースが少なくありません。よくある事例として、価格が予想とは逆行しているにもかかわらず、損切りできずにそのまま不利なポジションを保有し続け、損失を拡大させてしまうケースが挙げられます。
一方、自動売買ではあらかじめ設定されたルールに基づいて機械的に取引が行われるため、感情を挟まずに損切りや利確を実行できるのが大きな強みです。自動売買によって感情的な判断ミスを減らすことは、リスクの軽減や利益の拡大に直結します。
自動売買は、裁量取引に比べてそこまで高度な知識が必要ない点もメリットです。
裁量取引では、トレーダー自身が世界の経済ニュースや金融政策などの情報を把握したり、テクニカル分析を使って相場のトレンドを予測したりする作業が欠かせません。さらに、それらの情報を基に具体的なエントリーポイントや損切り・利確のタイミングを見極める必要があります。
自動売買を利用する場合も基本的なFXの仕組みやリスク管理の知識は必要ですが、あらかじめツールに設定されているロジック(戦略)に基づいて取引が行われるため、自分で難しい判断をする必要がありません。
そのため、ツールの基本的な操作さえ理解していれば、FX初心者でも効率的な取引が可能であり、利益を狙えるでしょう。
FXの自動売買には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。ここでは、代表的な以下2つのデメリットを解説します。
自動売買は、相場の急変に対応できない可能性がある点がデメリットです。
基本的にはあらかじめ決められたルールに基づいて自動的に取引を行いますが、予測できないほど急激な動きがあると、システムがその動きについていけず、ルール通りに処理できない場合があります。
例えば、何かしらの理由で価格が急落した場合、あらかじめ設定していた損切りラインを一気に超えてしまい、想定以上の損失が発生するケースなどが挙げられます。
自動売買の便利さに頼り過ぎず、相場の急変時に対応が難しい場合があることを理解した上で、適切なリスク管理を心がけることが大切です。
自動売買ツールの中には、設定が難しく感じられるものもあります。自動売買ツールにはさまざまな種類があり、それぞれ操作方法や設定のしやすさが大きく異なるためです。
ツールの使い方や設定方法を理解し使いこなせるようになるまで、ある程度の時間と労力を要する場合があります。操作に慣れないうちは設定ミスなどが起きる可能性もあり、結果的に意図しない取引を実行してしまうおそれもあります。
始めのうちは手間に感じるかもしれませんが、最適な設定ができるよう時間をかけてしっかりツールの使い方を学ぶことが大切です。
FXの自動売買にも、人によって向き不向きが存在します。ここでは、FXの自動売買の活用が向いている人の特徴を3つに分けてご紹介します。
自動売買を行うには、十分な資金を用意する必要があります。自動売買は複数の取引を同時に進行させることが多く、その分ロスカットの回数も増える傾向にあるためです。
ロスカットとは、為替相場が予想に反した値動きをした際、損失を最小限に抑えるために損切りを行うことです。1回当たりの損失は少なくても、安定して運用するには20〜50万円程度の余剰資金を用意しておくと良いでしょう。
例えば、米ドル/円(1ドル=150円)を5,000通貨、レバレッジ25倍で取引する場合、取引必要証拠金は30,000円です。自動売買では同時に10前後のポジションを保有することも珍しくないため、ある程度の余剰資金が必要になります。少ない余剰資金で自動売買をする場合は、通貨の注文数量を少なくするのがおすすめです。FXでは最小取引単位が1,000通貨としている会社が一般的ですが、中には1通貨から取引できる会社もあります。
自動売買は、長期運用に向いている手法といえます。
裁量トレードでは短期から長期まで取引期間を自由に設定できますが、自動売買では価格が設定したルールに到達した時点で自動的に注文が行われるためです。自動売買により短期間で利益を狙うことも可能ですが、基本的には長期的な運用を想定して行う方が高い効果を期待できます。
FXで短期の運用に適している自動売買システムも複数ありますが、ほとんどはリピート系売買のためマーケット状況によっては使いにくく、複数ポジションでのヘッジ(損益分散)にも向いていないのが実情です。
自動売買は、FXの知識を学びながら運用できる人にも向いています。
専門的な知識がなくても利益を狙えるのが自動売買のメリットですが、より精度を高めるためには、FXの仕組みやテクニカル分析などの知識があるに越したことはありません。
実際に、FXの専門用語やチャートの見方を学ぶことで、自動売買の設定や運用戦略をより細かくカスタマイズできるようになります。また、少額で始められるFX会社を利用し、リスクを抑えながら実践的な取引経験を積むことも効果的です。少額取引を始める際は、口座開設の特典やキャッシュバックなどのキャンペーンを上手に活用すると良いでしょう。
FXの自動売買は、コツコツと利益を積み上げていくスタイルのため、以下のような方にはあまりおすすめできません。
短期間でハイリターンを求める人は、裁量取引の方が向いています。自動売買はリスクを抑え、長期間で徐々に利益を増やすスタイルであるためです。
次に、十分な運用資金が用意できない人も自動売買は避けた方が良いでしょう。同時に複数の取引を並行して行うことが多く、複数のロスカットを想定して20〜50万円程度の余剰資金が必要なためです。
また、完全放置で稼ぎたいと考える人にも自動売買はおすすめしません。自動売買は裁量取引に比べるとかなり手間は少ないものの、定期的なチェックや調整が不可欠なためです。加えて、相場の急変や想定外の動きがあった場合は、適切な対応を怠ると損失が膨らむ可能性もあります。
FXの自動売買には大きな利益を得られる可能性がありますが、適切に運用しないと大損してしまうリスクもあるため注意が必要です。ここでは、自動売買を利用することで大損してしまう人に多い5つの特徴について解説します。
自動売買に全てを任せようとしている人は注意が必要です。「自動売買だから任せきりで大丈夫」と思われがちですが、これは誤った認識といえます。
例えば、自動的に取引をするための条件やルールは、トレーダー自身が設定しなければなりません。さらに、初期設定のまま放置していると思わぬ損失が出る可能性があるため、市場の状況に応じて定期的な見直しや調整を行うことも大切です。
自動売買は裁量取引に比べると大きく手間を省ける便利なツールですが、適切に運用するには最低限のFXの基礎知識や相場観が欠かせません。
自動売買プログラムの入れ替えを怠ると、大損するリスクが高まります。市場は常に変化し続けており、その都度有効なプログラムが変わるためです。
為替相場は、景気や要人発言、経済指標の発表など、さまざまな要因によって変動しており、トレンドも頻繁に変わるため、最初に設定したルールが通用し続けることはまずありません。適切に機能し続けるためには、取引ルールやプログラムを調整しながら運用することが重要です。
自動売買におけるこれらの特徴を正しく理解していないと、大損する可能性が極めて高くなるため、くれぐれも注意しましょう。
高レバレッジで取引をしている場合も大損する可能性が高まります。
高レバレッジによる取引は、少ない資金で大きなリターンを狙える反面、損失のリスクも高くなります。10倍以上のレバレッジをかけている場合は、ほんのわずかな値動きで資金の大半を失うケースも珍しくありません。
特に、FX初心者が高レバレッジで取引すると、相場の変動についていけず、わずかな時間で一気に大損してしまう可能性もあります。FX初心者は、取引に慣れて継続的に安定した利益を見込めるようになるまでは、1〜3倍程度の低レバレッジで運用するのがおすすめです。
自動売買で運用している中で、含み益がありすぐに利益確定したい、含み損が出ているため損切りしたいと思い、手動に切り替えて決済したくなることがあるかもしれません。自動売買システムには、実際に手動に切り替えてポジションを決済できるものもあります。
しかし、自動売買で運用しているトレードを裁量取引に切り替えてしまうと、結果的に損失につながる可能性があるため注意が必要です。自動売買システムは、一時的に含み損を抱えても、最終的に利益が出せるようにシステムが組まれています。特に含み損を抱えているときは、感情に任せて手動で損切りしてしまうと、自動売買システムの機能が活かされることなく、不必要な損失を生む可能性があります。
十分な資金がないままFXの自動売買を運用している場合も、大損するリスクが高まります。
自動売買では、同時に複数のポジションを持つことでロスカットが重なるケースがあり、安定して運用するには20〜50万円程度の余剰資金が必要とされています。
ロスカットとは、証拠金が一定の水準を下回った場合、自動的にポジションを決済することで損失を最小限にする仕組みです。しかし、急激な価格変動でロスカットが間に合わず、入金額以上の損失が発生する可能性があることも理解しておきましょう。
証拠金が不足するリスクを軽減するためには、証拠金維持率が200%程度になるように資金を調整するのが望ましいといわれています。
なお、証拠金維持率は、(資産評価額 ÷ 取引必要証拠金)×100で算出できます。
FXの自動売買は取引の手間を軽減してくれる便利なツールですが、自動売買について調べてみると「危険だ」という意見も見られます。なぜこのように相反する意見が出ているのでしょうか。
ここまで解説してきたように、自動売買はそれ自体が危険なのではなく、運用する人の知識不足や思い違い、設定ミスなどによって損失を招く可能性があるのが実情です。
ここでは、上記に加えて「FXの自動売買は危険だ」といわれている2つの理由を解説します。
FXの自動売買が危険だといわれる理由に、「よく詐欺に利用されている」という背景があります。
自作を謳っているFX自動売買ツールは、詐欺の手段として悪用されているケースが少なくありません。有料の自動売買ツールは精度や機能性が高いものも実在していますが、最初から詐欺目的でつくられたツールが混在していることも知っておく必要があります。
特に、「確実に儲かる」「リスクゼロ」などの大げさな宣伝文句で、高額のツールを販売している場合は要注意です。このような詐欺に遭わないためには、販売元の実態・実績をよく確認するなど、十分なリサーチを行うことが重要です。
少ない資金で高レバレッジによる自動売買を行った結果、「自動売買は危険だ」と誤解してしまうケースもあります。
少ない資金で高レバレッジをかけると、証拠金維持率が低くなりやすく、相場が少し変動しただけで損切りされてしまう可能性があります。このような状況が頻繁に続くと、ほとんど利益を得ることなく損失ばかりが膨らんでしまうことにもなりかねません。
十分な資金を用意できない場合は、レバレッジを1〜3倍程度に抑えるか、自動売買ではなく裁量取引で少額から始めることをおすすめします。
FXの自動売買ツールは、大きく分けて「開発型システムトレード」と「選択型システムトレード」の2種類があります。以下では、それぞれの特徴と違いについて詳しく説明します。
開発型システムトレードは、自身でトレードルールを作成し、カスタマイズできるタイプの自動売買ツールです。
開発型システムトレードの代表的なツールとしては「MT4(メタトレーダー4)」が挙げられ、プログラミング技術を用いて自分好みのシステムを開発できるのが特徴です。
開発の自由度が高く、トレーダーの思い通りにカスタマイズでき、意図を完全に反映した状態で自動化できるのがメリットです。一方で、FXの知識の他にプログラミングの知識やスキルが必要であり、上級者向けのツールといえます。また、自分で開発するという性質上、完成度やシステムのパフォーマンスが作成者の技量に大きく左右される点にも注意が必要です。
選択型システムトレードは、あらかじめ用意された自動売買プログラムから、自身の方針に近いものを選ぶだけで運用できるタイプの自動売買ツールです。
このタイプは、既に組まれた自動売買プログラムが取引ツールに搭載されている点が特徴です。トレーダーは複雑な設定や開発作業をする必要がなく、既存のプログラムから選択するだけで良いため、初心者でも簡単に始められるのが大きなメリットです。
ただし、カスタマイズの自由度は低く、自分の戦略や方針を詳細に反映させられない点はデメリットです。また、あらかじめ用意されたプログラムを使用するため、他のトレーダーと同じような取引になりやすく、独自性を求める人には物足りない可能性があります。
自動売買ツールには、ツールの種類の他に、取引の方向性を決めるプログラムのタイプも複数存在しています。
ここでは、代表的な3つのタイプについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
プログラム型とは、トレーダー自身が取引のルールをプログラムに落とし込み、自動的に売買を行うシステムです。
プログラム型は、Web上で無料または有料で配布されているプログラムを利用するか、自分でアルゴリズムを開発して使用するのが一般的です。プログラミングやコーディングのスキルが求められるため、やや上級者向けの手法と言えます。
プログラム型の最大のメリットは、自由度の高さです。自分の取引戦略を細かく反映させられる上、状況に応じて臨機応変にカスタマイズすることも可能です。
一方で、開発に時間を要することや、プログラムにバグが発生するリスクがある点がデメリットであり、プログラミングの経験が少ない人にとっては扱いづらい可能性があります。
リピート型とは、特定の通貨ペアを繰り返し売買する「リピート注文」を主軸としたプログラムです。
相場が一定の範囲内で推移するレンジ相場と相性が良く、レンジ内で繰り返し売買を繰り返すことで収益を積み上げていきます。
リピート型のメリットは大量の注文を自動化できる点です。手動でリピート注文を行う場合、大量の注文を処理する必要があり非常に手間がかかりますが、リピート型の自動売買を使えばこの手間を大幅に削減できます。
一方、リピート型はレンジ相場に強い反面、価格が一方向に変動し続けるトレンド相場に弱い点がデメリットです。また、コツコツと細かく利益を積み上げるスタイルとなり、短期で大きな利益を狙いたい人には不向きといえます。
トレーダー型とは、実際にFX取引を行っている個人トレーダーの取引パターンをコピーして取引を行うプログラムです。
トレーダー型では自分で複雑なルールを設定する必要がなく、選択したトレーダーの取引スタイルをそのまま反映できる点が特徴です。これにより、初心者でも上級者のトレーダーと同等の取引を行えるメリットがあります。
一方、成果をコントロールしづらく、選んだトレーダーのパフォーマンスに完全に依存してしまう点がデメリットです。選択しているトレーダーが不調になると自身も損失をこうむり、取引を停止してしまうと他の選択肢を探さなければなりません。
うまく活用できれば初心者でも高い利益を狙える一方で、トレーダー型にありがちな特有のリスクに対する対策が求められます。
自動売買ツールを選ぶ際は、以下7つのポイントに注目しましょう。
それぞれのポイントについて、具体的にご紹介します。
FX自動売買ツールを選ぶ際、必ず確認したいのは実績です。
特にチェックすべき点として「勝率」と「期間収益率」が挙げられます。勝率は取引における成功率を示し、期間収益率は一定期間内での利益率を表しています。
ただし、実績だけでツールを選ぶのは考えものです。どれだけ実績が高くても、特定の相場条件に偏っていたり、特に実績が高い短期間の成果を強調していたりするケースがあるためです。
実績は判断材料の一つと考え、リスクリターン率や最大ドローダウンなど他の要素とバランスを取りながらツールを選ぶことが大切です。また、過去の実績が未来の成功を保証するものではないため、過度に期待しないよう注意しましょう。
コストの安さもツールを選ぶ上での重要な判断材料です。
自動売買では、通常の取引で発生するスプレッドに加え、取引手数料が発生する場合があり、コストが利益を圧迫することも考えられます。
ただし、コストが高くても利益が多ければ最終的にはプラスになるケースもあります。そのため、単にコストが安いかどうかだけでなく、そのツールがどれだけの利益を出せる可能性があるかも考慮し、トータルで判断することが大切です。
なお、コストと併せてスプレッドも確認しておきましょう。スプレッドも取引にかかるコストにあたるため、最小限に抑えられれば収益性を高めることにつながります。
FX自動売買ツールを選ぶ際は、最小取引単位もよく確認しましょう。最小取引単位が小さいツールほど少額で取引できることを意味するためです。
国内のFX会社では最小取引単位を1,000通貨に設定していることが多いですが、それよりも少ない単位を採用している会社もあります。
最小取引単位が小さければ必要な資金も少なく、レバレッジを高く設定する必要もないため、リスクを抑えた取引が可能です。
FX初心者や少額で取引したいと考えている人は、最小取引単位に注目し、より少なく設定されているツールを選びましょう。
ツールの操作のしやすさも重要な比較ポイントです。ツールが直感的に操作できるか、使い勝手が良いかが運用の効率に大きく影響するためです。
操作のしやすさと併せて、自分が使用しているOSやデバイスと適合しているかどうかもチェックしましょう。ツールが適合していない場合、正常に動作せず、トレードに悪影響を及ぼす可能性があります。
動作環境や操作性を確認する確実な方法として、デモトレードを活用するのも一つの方法です。実際の運用に近い形で操作できれば、大半のトラブルは防止できるでしょう。
自動売買ツールを選ぶ際は、取り扱う通貨ペアの種類もよく確認しましょう。通貨ペアの選択肢が多いほど、取引や戦略の幅を広げられるためです。
初心者のうちは米ドル/円などのメジャーな通貨ペアから始めるのがおすすめです。メジャーな通貨ペアは取引量が多く価格も安定しており、比較的リスクが低いためです。
取り扱っている通貨ペアが多ければ、ある程度慣れてきた頃に「よりボラティリティが高いマイナー通貨に挑戦したい」と考えた際の選択肢も多くなります。
将来的に、自分のスキルや市況に応じて柔軟な取引を行いたい場合は、そのツールの通貨ペアの種類にも注目してみると良いでしょう。
自分に合った取引スタイルを選べるかどうかも、自動売買ツールを選ぶ際の判断材料です。
FXの自動売買は「プログラム型」「リピート型」「トレーダー型」の3つのスタイルが主流で、ツールによって選択できるスタイルが異なります。
初心者なら設定が簡単でリスク管理しやすいリピート型、自分で詳細にルールを決めたい場合はプログラム型など、人によってスタイルや適したプログラムが異なります。そのため、自分の目指す取引スタイルや目的を先に決めて、その方針に合ったものを選ぶことが大切です。
ツールの信用性を測る一つの指標として、金融庁に認可を受けている国内企業かという点が挙げられます。
金融庁に認可されている企業は、詐欺に遭うリスクが限りなく低いと考えられます。また、金融商品は誇大広告が禁止されており、広告内容が怪しいと感じられるものは金融庁から認可を受けていない可能性が高いといえます。
海外のFX企業は日本国内での活動が認められていないため、トラブルが発生した場合も金融庁は対応してくれません。海外の企業が提供するサービスに魅力を感じたとしても、トラブル発生時には自力で解決しなければならないことを理解しておく必要があります。
このような背景から、取引の安全性を重視したい場合は、金融庁に認可を受けている国内企業から選ぶのが無難といえます。
FX取引には自動売買と裁量取引の2つの手法がありますが、一概にどちらが良いとはいえず、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自動売買は、あらかじめ設定したルールに基づいて自動で取引を行うため、そこまで専門知識を求められず、24時間取引が可能な点が優れています。ただし、最低限の知識とツールのメンテナンスは必要であり、ある程度まとまった資金がないと安定した運用ができないという課題があります。
一方の裁量取引では、24時間取引を監視することはできず、感情に左右されて判断ミスを犯すリスクはあるものの、トレーダーとしての実力を磨くことができるため、中長期的なスキルの向上や収益の安定が期待できるでしょう。
また、一部のサービスでは自動売買が規約違反となっている場合もあるため、事前にしっかり確認することも重要です。
あらかじめ設定したルールに基づき、取引作業の一部を自動化できるのが自動売買ツールです。資金に余裕があり、24時間の市場変動に対応したい人、長期取引を考えている人に適しています。
ただし、全てをシステムに任せるのは危険であり、自分で知識をつけながら、市況の変化に合わせた定期的な見直しが必要です。
FX初心者でもすぐに取引を始められるメリットはありますが、ツールを使いこなして中長期的に安定的な利益を出していくためには、継続的に知識や経験を積んでいくことが求められます。
SBI FXトレードでは、自動売買プログラムによる取引を禁止していますが、初心者からプロまで幅広い層に向けて、スムーズな取引をサポートする取引ツールを提供しています。少額からスタートできるため、自動売買に頼らずFXの知識とスキルを身につけたいと考えている方は、ぜひ一度ご利用ください。
SBI FXTRADE
FX(外国為替証拠金取引)は異なる通貨を売買し、売買時のレートによって生じた差額で利益を出そうとする取引です。
SBI FXTRADEは、スプレッドやスワップポイント、通貨ペア数など、業界最良水準のサービスをご提供しています。また、初心者の方から、上級者までご満足いただける取引ツールをご用意しております。
この記事を監修した人
SBIリクイディティ・マーケット株式会社
金融市場調査部長
上田眞理人