UPDATE 2025.04.02
POST 2022.04.01
FXは少額で始められる世界各国の通貨による投資として広く知られています。メンテナンス時間を除いた、平日ほぼ24時間取引ができるほか、レバレッジを効かせて少ない資金で大きな利益を狙うこともできます。
ただし、FXにはリスクがあることも事前に理解しておかなければいけません。場合によっては大きな損失が出る可能性もあります。
これからFXを始める人は、FXの仕組みに加えて、メリットとリスクについても十分に理解してから始める必要があります。
世界各国の通貨に対して投資をおこなうFXには、投資額・投資時間・取引方法などの面でメリットが数多く存在します。
初心者でこれからFXを始める際には、メリットについての理解を深めておくといいでしょう。
FXはレバレッジをかけることができ、国内におけるFX会社のレバレッジは最大25倍です。つまり、投資をしたい金額の25分の1のお金を用意すればFXを始めることができます。
SBI FXトレード であれば、約6円からFXを始めることができます(米ドル円、1ドル=150円、レバレッジ25倍の場合)。
少ない元手で何倍ものお金を動かすことができるのは、FXにおける大きなメリットです。
FXは取引できる時間が長くなっています。
例えば株式投資は、平日の9時〜15時までと取引時間が限られているため、昼間に仕事をしている人は頻繁な取引をすることが難しいでしょう。
対してFXは平日ほぼ24時間取引することができます。早朝も深夜も相場が動いているので、それぞれのライフスタイルに合わせて投資に充てる時間を確保することができます。
FXは異なる2国間の通貨の売買により利益を狙う投資です。「買い」と「売り」の両方から取引を始めることができるため、相場が上がっている時(上昇局面)でも下がっている時(下落局面)でも利益を狙えます。
上昇局面では買いポジションを保有することによって利益を狙うことができ、下落局面では売りポジションを保有することで利益を狙うことが可能です。
株式投資では上昇局面しか利益を狙うことができませんが、FXは上昇局面/下落局面の両方で利益を狙うことができるので、利益獲得のチャンスは株式投資よりも多くなります。
FXでは一部の会社をのぞき、取引にかかる手数料は基本的に無料です。
FXの実質的なコストとしては、通貨の売買にかかるスプレッドが挙げられます。FX会社が提示している通貨の売買に必要な提示額の差のことですが、米ドル円で「0.1銭」や「0.3銭」なので、海外旅行へ行く際の外貨両替などと比較すると 、かなり安い手数料となっています。
レバレッジをかけること ができるFXにおいては、少ない資金で運用できる分、リスクが高くなります。
FXのリスクについて詳しく解説していきます。
世界を揺るがすような大きなニュースや災害などがあると、為替の相場は急変動します。それにより大きな損失を生んでしまうリスクは、常に念頭に置いておく必要があります。
リーマンショック・トルコショック・フラッシュクラッシュなどが近年で起きた大きな大変動です。
リーマンショック
2008年9月に起きた、アメリカの投資銀行である「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻したことによる世界規模の金融危機。直後は連鎖的に大手金融機関の経営危機となり、株価や為替においても大きな影響をもたらした。
トルコショック
2018年8月に起きた、トルコ共和国の通貨である「トルコリラ」の急落による通貨危機。アメリカがトルコに対して経済制裁を発表したことにより、トルコリラが短時間に急激に売られる事となった。
フラッシュ・クラッシュ
短時間で株価や為替相場が急落する現象のこと。直近では2019年1月3日に、アメリカのApple社が業績を下方修正したことによるドル円相場の急落があった。
また、米国の毎月第一金曜日に発表される「雇用統計」も、相場が動く重要指標として知られています。雇用者数や失業率など、米国の景気を表す指標として、多くの投資家が注目しています。
日本円の動きにおいては、国内で政治や経済に関わる大きな動きがあった時には急変動の可能性が高まります。首相の辞任や就任、東日本大震災のような天災などが起きた時には、急変動に注意する必要があります。
FXでは、預け入れた金額が0円になったとしても、そこで取引が強制的に終了するわけではありません。瞬間的に大きな相場変動が起きた際には、預け入れた証拠金以上の損失となり、追加で証拠金の入金が必要となる場合があります。
FX会社においては、こうした事態にならないよう、ロスカット制度という投資家を守る仕組みを整えています。しかし、短時間の急変動が起きた場合にはロスカットが間に合わないケースがあり、その時には追加証拠金が必要な事態になってしまいます。
また、FX会社では内閣府の定めている「FX証拠金規制」により、必要証拠金が不足と判断した場合には、直ちに不足分の解消をするように決められています。これが解消されない場合には、全ポジションの強制決済となります。詳しくは「証拠金規制(レバレッジ規制)」のページをご参照ください。
資金に余裕をもって取引をすることや、あらかじめ損失額を決めておくことができる注文方法を活用することで、損失を最小限にする方法も理解していきましょう。
FXの価格変動要因は非常に複雑です。世界各国の市場や投資家の動きが関係し、国際情勢や安全保障情勢など、ありとあらゆる事象が為替市場には関係し、値動きを読むのが難しいという特徴があります。
ただ、為替の動きはテクニカル指標などで予想することもできるので、為替の動きを読むテクニックも身につけていきましょう。
FX初心者のうちは、とにかく損失を出さない方法を理解することが大切です。相場の未来を完璧に読むことは誰にもできませんが、思惑と逆に動いた時の対策を事前にしておくことは可能です。
投資可能な額は人によって異なりますが、最初から投資に回せるお金の大半を投じるのではなく、まずは少額でスタートして感覚を掴むことを意識しましょう。
相場の動き、利益や損失の出るまでの期間、具体的な金額など、実際に体験してみることでFXを実感することができます。そのためにも、失っても痛手にならない額で始める事が重要です。
SBI FXトレードなら、米ドル円の取引で約6円(1ドル=150円の場合)からFXを始めることができます。少ない取引額で始めることができるので、初心者には向いていると言えます。
FXには、リアルタイムで通貨の売買をするだけでなく、事前に指定の価格になったら売買をするような注文を事前に出しておくことができます。
具体的には、指値注文・逆指値注文・IFD注文・OCO注文などで、それぞれのページで詳しく紹介しています。
これらの注文方法を覚えて使いこなすことで、注文時に逆指値で価格を指定して、損失額を決めておくなどの対策をしておけば、相場が急変動を起こした時でも損失リスクを抑えることができます。
SBI FXトレード をはじめとする国内のFX会社では、最大25倍までレバレッジをかけることができます。
レバレッジをかけることによって、元手よりも大きな 利益を狙うことはできますが、相場が思惑と逆に動いた場合には、その分だけ発生する損失額も大きくなります。
少額で始められる・取引可能な時間が長い・レバレッジをかけられるなど、FXには多くのメリットがあります。
ただし、相場の先読みが難しかったり、急変動による損失リスクがあったりという点も理解しておく必要があります。
慣れるまでは少額で取引をおこない、少しずつ感覚を身につけていきましょう。
SBI FXTRADE
FX(外国為替証拠金取引)は異なる通貨を売買し、売買時のレートによって生じた差額で利益を出そうとする取引です。
SBI FXTRADEは、スプレッドやスワップポイント、通貨ペア数など、業界最良水準のサービスをご提供しています。また、初心者の方から、上級者までご満足いただける取引ツールをご用意しております。
この記事を監修した人
SBI FXトレード編集チーム