FXに必勝法はない!その理由と初心者でも可能な勝率を上げられる方法とは

「FXに必勝法はあるのか?」や「どうやったらFXの勝率を上げられるの?」といった疑問を、特にFXを始めたばかりの人は持つのではないでしょうか。
結論からいうと、FXに必勝法はありません。しかし、経験を積んで損失リスクを抑える工夫をすることで、勝率を上げることはできると考えて良いでしょう。
今回は、FXに必勝法が存在しない理由と、中長期的に利益を出していくための工夫について紹介します。
目次
FXに必勝法は存在しない

仮に「必勝法」や「勝率100%」や「負けないFX」という手法があるならば、誰もが実践しているはずです。
必勝法を謳ったノウハウ記事や情報動画などがあったとしても、それを実践すれば必ず利益が出るわけではないという点は理解しておきましょう。
FXに必勝法がない理由
FXに必勝法がない理由は、為替相場の動きに絶対的な規則性がないからです。
「このチャートのパターンは必ずこう動く」や「こういうニュースが出たら為替は必ずこう反応する」というような規則性はFXにはなく、あるのは「このチャートのパターンはこう動く可能性が”○%”だと”推測”される」といった確率と推測だけです。
つまり、どんなに経験を積んだ人でも為替相場の動きを100%読むことは不可能です。したがって、必勝法も存在しないのです。
いかに損失を少なくするかが利益を出すポイント
必勝法のないFXにおいて、損失が出る可能性は避けられません。そのため、FXで利益を出してトータル収支をプラスにするためには、「損失をいかに少なくするか(=大きな損失を出さないか)」がポイントです。

どんなに経験を積んだFXトレーダーであっても、10回の売買をしてすべて想定通りの利益が出る可能性は低いでしょう。
損失額を小さく、利益額を大きくすることができれば、トータルでプラスとなる可能性はあります。例えば10回取引をして、うち8回は損失を出してしまったとしても、2回の利益でその額を上回ることができれば、トータルでは利益が出る結果となります。一方、大きな損失を出してしまうと、トータル収支をプラスにするのが難しくなってしまいます
このように、FXではいかに損失を少なくするかが、利益を出す上で重要なのです。
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FXにおいて損失は必ず発生するものです。その損失を抑えるためには、あらかじめリスクに備えることや、自身のテクニックや感情コントロールを磨くことが必要です。

損失リスクを抑える
大きな損失を出さずに勝率を上げるためには、損失リスクをできるだけ抑えた取引をすることが大切です。損失リスクを抑えた取引をするためには、下記のようにいくつか方法があります。
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損切りルールを決める
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想定と逆に動いた場合に備える
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取引量を調整する
損切りルールを決める
中でも重要と言われているのが、「損切りルールを決める」です。「○○%の損失が出たら、損切りをする」という損切りラインを決めて、損切りを実行すればそれ以上の損失を出すことはありません。損切りについては 「FXにおける損切りの重要性と損失を抑えるためのタイミングの見極め方」の記事でも詳しく解説しています。
ただし、損切りをするのは心理的に抵抗感があるもの。「もう少ししたら戻るかもしれない」と、損切りラインに達しても、損切りをためらってしまうこともあります。
この時、ルールを守らないでいるとズルズルと損失が拡大してしまうこともありますので、自分の決めたラインに到達したら機械的に損切りするようにしましょう。
想定と逆に動いた場合に備える
相場は自分の思い通りの動きをするとは限りません。未来は誰にも分からないので、想定と逆に動いた場合の対策を事前にしておきましょう。
具体的には、 指値注文・逆指値注文、 OCO注文、 IFD注文といった方法を使うことで、発生する損失を抑えることが可能です。新規で注文をする際に、合わせてこれらの注文を使いこなせるようになれば理想的です。
取引量を調整する
取引量を増やせば、必然的に利益も損失も大きくなります。自分の口座にある残高と、取引に必要な証拠金をきちんと確認したうえで、無理のない取引量でFXをおこないましょう。
口座資金に対して取引量を増やしすぎると、想定と逆に動いた時にすぐに ロスカットになってしまいます。
知識を得る・勉強する
必勝法のないFXにおいて、知識と経験の積み重ねはとても重要です。勉強をせずになんとなく取引して利益を出せるほど、FXは甘くはありません。FXをする前や取引中も、下記の項目を勉強するようにしましょう。
FXの基礎知識
初心者のうちは、まずFXで使われる基礎的な用語を覚える必要があります。スプレッド・スワップポイント・ポジションなど、 「FXでよく見る単語一覧」などは最低でも取引前には覚えておきましょう。
経済指標・経済の基礎知識
株価の動き、世界情勢、為替の仕組みや国の金融政策が為替に及ぼす影響などについて勉強しましょう。特に米国雇用統計やADP雇用統計など、重要度の高い経済指標についての勉強は、為替の動きに直結するため必須といえます。
また、これらの結果から値動きを予想することを「ファンダメンタルズ分析」と呼びます。
テクニカル分析
移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表などのテクニカル指標を使って、どのような値動きが予想されるのか覚えましょう。最低限 「はじめてのテクニカル分析」の内容は覚えておくと良いでしょう。
資金管理
自分のFX口座に入っている資産と照らし合わせて、取引量を調整するなど、資金について学ぶことも必要です。「この取引量なら、為替レートがここまで動けばいくらの利益(損失)になる」など、事前に掴んでおくことが重要です。
経験を積み重ねる
FXに限った話ではありませんが、実践での経験を積み重ねることは非常に重要です。経験がなくとも、いわゆるビギナーズラックで一時的な利益は出るかもしれませんが、中長期的には続かない可能性が高いでしょう。
以下のポイントを意識して、実戦経験の中でノウハウを蓄積することを意識してみてください。
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取引記録をつける
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取引結果を分析する
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新しい取引手法も試す
自分なりに取引の振り返りをしないと、結局は行き当りばったりのトレードになってしまいます。継続的にこれらを実践することで、レベルアップできる可能性が高まります。
取引記録をつける

「どの通貨ペアでどれぐらいの量を取引したか」や「なぜこのタイミングで注文したか」などの記録をつけ、自分のトレードの振り返りをすることは大切です。
特に「なぜこのタイミングで注文したのか」という売買の根拠は非常に重要です。なんとなく上がりそうだから(下がりそうだから)という根拠で注文していては、利益が出た場合でも損失が出た場合でも、上手くいった(失敗した)原因を推測することができないからです。
取引結果を分析する
なぜ利益(損失)が出たのか、トレードの結果を分析し、次回以降の取引に活かすことが大切です。ただし、FXの分析は、明確な根拠まで断定しにくいため、あくまで推測の域を出ません。
それでも取引ごとになぜこのような結果が出たのか、テクニカル的な要因なのか、ファンダメンタルズなのか、それとも自分の気持ちをコントロールできなかったからなのか、など理由を分析することで、自分の考えと相場のズレが少なくなり、徐々に精度の高い取引ができるようになるでしょう。
新しい取引手法も試す
今まで試していなかった新しい取引手法を経験することで、自分により合った取引手法が見つかるかもしれません。具体的には下記のようなものが例に挙げられます。
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新しいインジケーターをチャート上に表示してみる
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新しい注文方法を取り入れてみる
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通貨ペアや取引する時間帯を変えてみる
また、現時点で取引が上手くいっていて成果が出ている場合でも、それがこの先ずっと続く保証はどこにもありません。
相場は常に変化しており、生き残るためにはときに自分の取引スタイルを変えることも必要です。その意味でも、新しい取引手法を試して取引の幅を広げることで、中長期的な勝率UPにもつながるでしょう。
感情をコントロールする
FXにおいて、感情のコントロールは重要な要素です。気持ちを制御する上で、特に気をつけるべきポイントは以下などです。
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自分自身の考えを持つようにする
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上手くいかないときは取引を休む
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損切りを引きずらない
自分自身の考えを持つようにする
自分自身の考えを持たずに、他人の意見を鵜呑みにして取引すると、いざというときに気持ちが乱れやすくなります。SNSなどで自身の取引を公開しているトレーダーの意見を信じ切ってしまう場合などが、これに該当します。
もちろん上記で取引が上手く進む時もありますが、それがずっと続くとは限りません。特に含み損を抱えている時などは、自分自身で冷静な判断をしなければいけません。
他人の意見はあくまで参考に、自分自身の考えを持って取引しましょう。
上手くいかないときは休む
「休むのも相場」という言葉がある通り、先行きが不透明だと感じるときや上手くいかないときには、取引を休むことも大切です。
冷静な判断ができない時にFXをすると、損失が大きくなる傾向にあると言われています。普段ならしないようなミスをして、さらに気持ちが落ち込むという悪循環に陥りやすくなります。
取引の質は精神面に大きく左右します。どうしても損失ばかりが続いて取引が上手くいかない場合は、一時的にFXから離れることも検討しましょう。
損切りを引きずらない
損切りは持っているポジションを決済するだけでなく、気持ちの損切りも必要です。
損切りをした直後は、損失が出た事実をマイナスに引きずってしまいがちですが、それも中長期的に利益を出すためにしたことだと気持ちを切り替えましょう。
そして、損切りをした後も「今の損失を取り返そう」と考えて取引数量を増やしたりせず、普段通りの冷静な取引を心がけましょう。
まとめ
ここまで紹介してきた通り、FXに必勝法はありません。何故なら、為替の動きには絶対的な規則性がなく、どんなに熟練したトレーダーでも為替の動きを100%読むことは不可能だからです。必勝法と言われる手法を使っても、必ず利益が出るわけではありません。
なので、FXではいかに損失を少なくできるかが、利益を上げるポイントになります。損失を少なくするには、勉強をして経験を積むこと、気持ちをコントロールすることなどが重要になります。100%思い通りに進む取引は存在しないため、予想と逆に動いた場合の対策を事前にきちんとおこないましょう。
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初心者のうちは、FXでの失敗が怖いもの。であれば、まずは少額で初めて取引の感覚を掴むことから始めてみましょう。
少ない資金で実戦経験を積んで、さまざまな取引方法に挑戦してみてください。
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