初心者向けFXの始め方｜口座開設の方法や利益・損失が出る仕組みを解説

FXで利益・損失が出る仕組み

FXで利益や損失が出る仕組みは、非常にシンプルです。

例えば、図のように1ドル110.0円の時に、今後の相場が上がると予想して1万通貨で「新規買い注文」をおこなった場合、思惑通り112.0円まで上昇した場合には約20,000円(2円×1万通貨)の利益となります。

予想に反して、相場が108.0円まで下落してしまった場合は、約20,000円(2円×1万通貨)の損失となります。

このように、外貨の値動きによって利益や損益が決まるのが FXの基本です。

初心者が忘れてはいけないFXの注意点

FXの特徴・注意点として、大きく以下の3点が挙げられます。しっかりと頭に入れておきましょう。

相場の今後の動きを予想して利益を狙う

FXは将来的な相場の動きを予想して利益を狙う投資方法です。

例えば「米ドル/円」に投資をするのであれば、「ドルと円の動きが今後どうなるのか」ということを予測し、上がると思うのであれば買い注文を入れ、下がると思うのであれば売り注文を入れます。

様々な角度から通貨ペアの値動きを予測して、その値幅で利益を狙うこととなります。

上昇局面だけでなく下落局面でも利益が狙える

FXは買いポジションだけでなく、売りポジションを保有することができるため、上昇局面だけでなく下落局面でも利益を狙うことができるという点です。

株式投資などでは、基本的に上昇局面でしか利益を狙うことができませんが、FXでは下落局面でも利益を狙うことができるので、常に利益を獲得するチャンスがあるのがメリットです。

上がっている時も下がっている時も相場にアンテナを張っておきましょう。

損失が出る可能性を忘れてはいけない

FXは利益が出る可能性があるのと同時に、損失が出る可能性もあります。

特にFXはレバレッジをかけることができるので、場合によっては預けている証拠金がゼロもしくはマイナスになってしまう可能性もあります。

そのため、生活などに必要な資金を投じるのではなく、必ず余裕資金で投資を行うようにしてください。

初心者がFXを始めるために必要なもの3つ

FXをこれから始めようとする人は、最低限以下の3つを用意しておきましょう。

1：FX口座

FXの取引をするためには、まずはFX口座が必要になります。口座を作らない事には、FXを始めることはできません。これはどこの会社を使う場合であっても共通です。

銀行やFX会社など、 金融商品取引業者として認可を受けている会社で口座を作ることが、FXを始める最初の1歩となります。

FX会社は 数多く存在しますが、主に下記の点に注意して口座開設をする先を選びましょう

また、FX口座は本人確認書類と個人番号を提出すれば 、早ければ1～2営業日程度で作成することも可能です。口座自体はインターネットから無料で作ることができるので、口座開設だけでも先にしておくと良いでしょう。

2：最初の資金

FXをスタートさせるためには資金を用意する必要があります。FXの特徴として、レバレッジを効かせることで少ない資金で取引可能になるという点が挙げられます。

SBI FXトレードで米ドル円を取引するのに必要な最低金額は、1通貨で取引をする場合「約4円」となります(レバレッジ25倍)。1万通貨の場合であれば「約4万円」となります。

3：パソコン/スマートフォン

FXの取引をするには、パソコンもしくはスマートフォンを利用します。両方ではなく、どちらか1つあれば問題なくFXをすることができます。

今はスマートフォンアプリが普及していて、外出先からでもスマートフォン1つでチャートの確認・注文・決済・情報収集など全てをおこなう事ができます。

また、口座を作る際にも店頭窓口などに足を運ぶ必要はなく、パソコンもしくはスマートフォンで全て完結します。

取引を始めるまでの5STEP

1：FX口座を開設する

まずはFX口座の作成が必要です。FX口座はパソコンかスマートフォンから必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードするだけで簡単に作成することができます。

無料でできるので、まずは自分に合ったFX会社へ申し込みを行いましょう。

2：最初の資金を入金する

口座を作ったら資金を入金しましょう。国内のFX会社の場合、インターネットバンキングに契約している銀行口座があれば、クイック入金を利用することで すぐに入金をすることが可能です。

くれぐれも生活に必要な資金で始めるのではなく、損失の可能性があるということを十分に把握して余裕資金を入金するようにしてください。

3：取引スタイルを決める

FXを実際に始める前に投資スタイルを決めましょう。具体的には、FXには上記4つの投資スタイルがあると言われています。

スマートフォンなどで常に値動きを確認できる人であれば短期投資が向いていますし、時間の余裕がないのであれば長期投資の方が向いているかもしれません。ご自身のスタンスに合った投資スタイルを決定しましょう。

4：通貨ペアと取引数量を決める

どの通貨ペアに投資をするのか、どの程度の量を取引するのかを決定しましょう。最初は「米ドル/円」や「ユーロ/円」など、世界的に取引している人が多く、かつ馴染みのある主要通貨で始めることをおすすめします。流通量が多いため取引が成立しやすく、情報も手に入りやすいというメリットがあります

取引量は、証拠金から逆算する方法がおすすめです。FX口座へ入金済みの金額の半分程度を投資に回すとして、投資可能な数量を以下のように逆算するとよいでしょう。

例えば、口座に入金している金額が10万円で、25倍のレバレッジで取引する場合は、以下のようになります。※1ドル110円の場合

この場合では、11,300通貨までであれば、無理なく投資ができる数量です。あまりに証拠金を圧迫しすぎるような通貨量での取引は避けましょう。

5：新規注文をする

通貨ペアを決定して、取引量を計算したら、次は実際に注文してみましょう。

最初は新規注文と決済注文を覚え、それから色々な予約注文の方法などを覚えていくといいでしょう。

初心者が覚えておきたいFXの失敗例

FX初心者の方は、とくにFXで多い失敗例を覚えておくことが重要です。下記を把握しておくことで、自身が損失を出す可能性を少なくすることができるかもしれません。

通貨数量を大きくしすぎての取引

国内FX会社であれば、最大で25倍までレバレッジをかけて取引することができます。

レバレッジをかければかけるほど少額でも大きな利益を狙うことはできますが、その分だけ損失が出るリスクも高くなります。

場合によっては、一瞬で証拠金を超える損失が発生する可能性もあるので、くれぐれもレバレッジのかけすぎには注意しましょう。

ポジションを持ったまま放置

新規注文をして決済する前の状態で保有していることを「ポジション」と言います。FXでは、ポジションを持ったまま放置してしまうのも危険です。

長期保有のつもりで放置したまま相場が大きく動くと、気づいた時には強制的にロスカットが発動して損失が確定してしまうという可能性もあります。

また、通貨ペアによってはスワップポイントの支払いが発生するものがあるため、時間が経つほど損失が大きくなってしまう可能性もあります。

自身の持っているポジションの管理は万全に、常に今のレートの状況とポジションの状態を把握しておきましょう。

勘にまかせた取引

「もうすぐ上がりそう」や「ここで下げ止まるはず」といった、いわゆる勘にまかせた取引は非常に危険です。

少なくともローソク足の見方や、よくあるチャートの傾向などの基本的な分析だけは理解した方が良いでしょう。

成果を出しているトレーダーほど、勘に頼らず何かしらの「理由」を持って取引をしているものです。

損切りができずにマイナスが膨らむ

損失が出た時に、「そろそろ反転するだろう」と希望的観測によってポジションを保有し続けることも、大きなリスクに繋がりかねません。

FXにおいては、損失を適度に受け入れることが非常に重要で、いわゆる損切りができないと傷口はさらに大きく広がるものです。損切りラインを明確に定めたり、「〇〇％損失が出たら損切りする」などしたりと、自分の中でルールを決めて、適切に取引をしていきましょう。

相場が動くタイミングを理解しないでの取引

為替相場は、重要な経済指標の発表時などは大きく動きます。

例えば「GDP速報値」や「雇用統計」など、重要な指標が発表されるタイミングでは相場が大きく動く傾向にあり、FX初心者はこのタイミングが分からずに取引をしてしまい、想像以上の損失が出ることがあります。

こうした重要指標の発表タイミングは事前にニュースなどで知ることができますので、必ずチェックしておきましょう。

まずは無料でできる口座開設をして少額から

FXの口座開設は、基本的に無料でできます。パソコンやスマートフォンから手軽にでき、口座開設をして入金すればすぐに取引を始められます。

最初は少額資金で少ない取引量で

FX初心者であれば、最初から生活に必要な資金まで投じるのではなく、慣れるまでは少額で取引に慣れていく事を心がけましょう。

SBI FXトレードであれば、他のFX会社に比べて少額で始めることができて、豊富な情報量や便利なスマートフォンアプリなど、初心者の取引に適した環境が整っています。

まずは少額で始めて、感覚を掴みながら数万円の利益を狙う取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。