よくある質問
FX取引に関するご質問
Q
IFD注文、OCO注文、IFDOCO注文、トレール注文について教えてください。
A
IFD注文
IFD注文とは、新規注文と決済注文を同時に注文する方法です。新規注文が約定したら、決済注文が有効となります。新規注文が約定しない限り、決済注文は待機中として扱われます。
「今より安い価格で買ポジションを新規に注文して、レートが上昇したら決済して利益を確定させたい」という場合や、「今より安い価格で買ポジションを新規に注文して、下落してしまった時に備えて、あらかじめ決めた水準で損失確定もしたい」という場合などに活用できます。
OCO注文
OCO注文とは、2つの注文を出して、どちらか一方が約定した場合、もう一つの注文は自動的にキャンセルされる注文方法です。現在レートより、上がったときの価格と下がったときの価格を指定します。
「今からレートがどちらに動くかわからないが、上昇したら売りたい(売の指値注文)。でも下落したら買いたい(買の指値注文)」または、「今からレートがどちらに動くかわからないが、下落したら売りたい(売の逆指値注文)。でも上昇したら買いたい。(買の逆指値注文)」という場合などに活用できます。
IFDOCO注文
IFDOCO注文とは、IFDとOCOをさらに組み合わせた注文方法で1つの新規注文に対し、2つの決済価格を注文することです。「今より安い価格で買ポジションを新規注文して、レートが上昇したら決済して利益を確定させたい。でも下落してしまった時に備えてあらかじめ決めた水準で損失確定もしたい」という場合に活用できます。
トレール注文
トレール注文とは、逆指値注文に値幅指定機能を追加する注文で、逆指値を注文するときに値動きによって売り逆指値価格を引き上げたり、買い逆指値価格を引き下げたりすることが可能です。トレール価格は注文に対して有利な場合のみ変動します。
A 現在レートが110.00のとき、逆指値価格を109.80、トレール値幅を0.40と設定したのでトレール価格は109.60となります。
→現在レートが逆指値価格である109.8まで下落するとポジションが決済されます。
B 現在レートが0.10上昇して110.10になると、トレール価格も0.10上昇して109.70になります。
→この時点でも逆指値価格が決済注文価格となるため、現在レートが109.80まで下落するとポジションが決済されます。
C 現在レートが0.20下落して109.90になっても、トレール価格は変動せず109.70のままです。
→この時点でも逆指値価格が決済注文価格となるため、現在レートが109.80まで下落するとポジションが決済されます。
D 現在レートが上昇し続けた場合、トレール幅は0.40を維持して上昇します。
→この場合、現在レートが110.10を超えた時点でトレール価格も引き上げられます。
E 現在レートが110.30になった場合、トレール幅0.40を維持するため、トレール価格は109.90になります。
→この時点でトレール価格が逆指値価格を上回ったため、トレール価格が決済注文価格となります。そのため、現在レートが109.90まで下落すると決済注文が発注されます。
F 現在レートが109.90になった場合、トレール価格の条件が満たされ、成行注文で決済注文が発注されます。
※価格変動により注文価格と約定価格が乖離する可能性があります。