2019年6月29日(予定)のサービス改善について
平素はSBI FXトレードをご利用くださいまして誠にありがとうございます。
当社は2012年5月に開業し、おかげさまをもちまして先月7周年を迎えました。
つきましては、2019年6月29日(土)より、お客さまから頂戴しておりますご意見・ご要望をもとに、下記の通りお取引のわかりやすさ、利便性を向上するためのサービスの改善(変更)を実施いたします。
【今回の変更の理由】
1. 初めてのお客さまのために
当社では若い世代のお客さまや初心者のお客さまが安心してお取引ができるように、1通貨からの取引を提供しております。はじめて外国為替取引をされるお客さま、比較的初心者のお客さまのために、現在より、さらによいスプレッド(価格)で少額数量区分(新第1区分)を新設します。
2. すでに取引いただいているお客さまのために
これまでに当社をご支援いただいている大切なお客さまへ、当社が創業以来貫いてきた「顧客中心主義」をさらに体感いただくために、今までの数量区分(8区分)を4区分に減らして取引しやすくし、さらに、100万通貨までのスプレッドを、例えば米ドル/円の場合0.27銭(現在は0.29銭)にするなど、全体的にスプレッドの見直しを実施いたします。現在のスプレッドに準じる形で、新しい区分(第1~第4区分)において、他社を凌駕しうる最狭水準のスプレットを提供予定です。(スプレッドについては、後日詳細を発表いたします。)
また、ロスカットの仕様の見直しをいたします。これは、当社システムの負荷軽減を行い、処理速度を速めることで改善をはかるものですが、相場状況とお客さまの取引状況によっては不利になる場合がございますので、取引管理には十分注意をお願いいたします。
この国の次世代への資産運用の一助となるサービス提供を徹底すべく本変更以外にも弛まぬ改善を図ってまいります。一層のご支援ご鞭撻いただければ望外の喜びです。よろしくお願い致します。
【変更点】
1.数量区分の削減に関する改善
① 注文数量に応じた数量区分の削減
② レート一覧の基準価格(取引数量)の変更
③ チャート描画の基準価格(取引数量)の変更
2.ロスカット仕様の改善
① ロスカット判定間隔の短縮
② 通貨別ロスカットの廃止
【変更点詳細】
1.数量区分の削減に関する改善
現在、取引数量に応じたスプレッド配信区分を8区分にてご提供しておりますが、かねてより「スプレッドを分かりやすく表示して欲しい」とのご意見を頂戴しておりました。
今般、8区分から4区分へと数量区分を削減し、よりわかりやすさと利便性を向上いたします。
また、この区分変更に合わせて、2019年7月1日より基準スプレッドの変更も予定しており、更なるお客様の取引コスト削減を実現いたします。
①注文数量に応じた数量区分の削減
変更前 | |||
---|---|---|---|
数量(下限) | ~ | 数量(上限) | |
第1区分 | 1 | ~ | 10,000 |
第2区分 | 10,001 | ~ | 100,000 |
第3区分 | 100,001 | ~ | 500,000 |
第4区分 | 500,001 | ~ | 1,000,000 |
第5区分 | 1,000,001 | ~ | 3,000,000 |
第6区分 | 3,000,001 | ~ | 5,000,000 |
第7区分 | 5,000,001 | ~ | 9,999,999 |
第8区分 | 10,000,000 |
変更後 | |||
---|---|---|---|
数量(下限) | ~ | 数量(上限) | |
第1区分 | 1 | ~ | 1,000 |
第2区分 | 1,001 | ~ | 1,000,000 |
第3区分 | 1,000,001 | ~ | 3,000,000 |
第4区分 | 3,000,001 | ~ | 10,000,000 |
変更後のスプレッド予定
米ドル/円 変更後新第1区分 0.20銭(1,000通貨対比例 現在の区分0.27銭に比して約25%減)
米ドル/円 変更後新第2区分 0.27銭(100万通貨対比例 現在の区分0.29銭に比して約 6%減)
その他通貨ペアも現在のスプレッドに準じて変更予定です。
*第2区分~第4区分は、スプレッドを原則固定で表示しておりましたが、透明性を高めるため、実績表示を随時公開していく方法への移行を予定しています。
現在は、取引数量にかかわらずロスカット時は当社の第1区分のレートで執行しておりますが、今回の数量区分の削減により、ロスカット時には第1区分のポジション数量の場合、第1区分のレートで執行し、第2区分~第4区分のポジション数量の場合は、第2区分のレートで執行いたします。
第2区分~第4区分は固定スプレッドではありません。相場状況次第では、スプレッドが拡大する可能性もございます。相場状況とお客さまの取引状況によっては不利になる場合がございますので、取引管理には十分注意をお願いいたします。
後述のロスカット判定迅速化とそれに連動する判定レート早期確定により、お客さまの資産保全を今以上に遂行できるよう尽力します。
変更前 | |
---|---|
ロスカット執行時の価格【個人口座】 | |
数量にかかわらず、第1区分のスプレッド適用 | |
ロスカット執行時の価格【法人口座】 | |
通貨ペアごとの建玉数量に応じて適用するスプレッドが決定 | |
レート一覧の価格 | |
第1区分(1~10,000通貨)のレートを表示 | |
チャート描画の基準価格 | |
第1区分(1~10,000通貨)のレートで描画 |
変更後 | |
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ロスカット執行時の価格【個人口座】 | |
第1区分(1,000通貨以下)の場合 | 第1区分のスプレッド適用 |
第2区分以上(1,001通貨以上)の場合 | 数量にかかわらず、第2区分のスプレッド適用 |
ロスカット執行時の価格【法人口座】 | |
通貨ペアごとの建玉数量に応じて適用するスプレッドが決定 | |
レート一覧の価格 | |
第1区分(1~1,000通貨)のレートを表示 | |
チャート描画の基準価格 | |
第2区分(1,001~100万通貨)のレートで描画 |
(事例1) 米ドル/円を2,000通貨保有、ユーロ/円を1,000通貨保有している口座でロスカットとなった場合、米ドル/円は、第2区分のレートで、ユーロ/円は第1区分のレートでロスカットされます。
(事例2) 米ドル/円を1,000通貨単位で2回購入し、2,000通貨保有、ユーロ/円を1,000通貨保有している口座でロスカットとなった場合、米ドル/円は第2区分のレートで、ユーロ円は第1区分のレートでロスカットされます。
②レート一覧の対象となる取引数量の変更
現在は、レート一覧は第1区分を表示しております。数量区分の削減後も第1区分のレート表示を継続いたしますが、対象となる取引数量が変更となります。
変更前 | |
---|---|
第1区分(1~10,000通貨)のレートを表示 |
変更後 | |
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第1区分(1~1,000通貨)のレートを表示 |
③チャート描画の基準価格(取引数量)の変更
現在は、第1区分(1~10,000通貨)でチャートを描画しておりますが、チャートの更なる利便性向上のため、数量区分の変更に伴い、当社で最も取引が多い区分である第2区分(1,001通貨~100万通貨)のレートでのチャート描画に変更します。
また、今回の変更により、ロスカット処理も第2区分(新)のレートを用いて実施するため(1,001通貨以上の場合)、ロスカットレートの確認もチャート上で容易にできるようになります。
変更前 | |
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第1区分(1~10,000通貨)のレートで描画 |
変更後 | |
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第2区分(1,001~100万通貨)のレートで描画 |
2.ロスカット仕様の改善
近年、マーケット・クラッシュと言われる急激な価格変動の発生が増えている傾向を鑑み、より迅速なロスカット処理への変更でお客さまの資産を保全し、かつ取引の透明性を一層の向上を行い、更にお客さまに安心してお取引いただける環境の整備に努めます。
① ロスカット判定間隔を20秒へ短縮
ロスカットの判定時間の間隔を60秒から20秒へ短縮いたします。併せて、ロスカット処理レートの同一化を実施いたします。
現在はロスカット判定を行った後、順次ロスカット処理を行っていたため、急激な相場変動時にはロスカット処理レートに差異が発生することがありました。今回の仕様変更により、ロスカット判定の短縮化ならびにロスカットレートを同一レートとすることで、マーケットの急変時においても、よりお客様の資産を保全するよう努めます。
変更前 | |
---|---|
原則60秒毎に判定 |
変更後 | |
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原則20秒毎に判定 |
②通貨ペア別ロスカットを廃止、口座全体ロスカットに一本化
現在、ロスカット方式は「口座全体」または「通貨ペア別計算」の2種類からの選択制でしたが、今回のロスカットの迅速化に伴い、通貨ペア別計算は廃止し、「口座全体」ロスカットに一本化します。
現在提供の2方式のうち、「各々のお客様の各々の通貨別にロスカット管理を行う」通貨ペア別ロスカットを終了し現在の複雑なシステム負荷を排し、一層の約定処理スピードの改善を図りお客さまの資産保全を敢行します。
※「通貨ペア別計算」ロスカットを選択しているお客さまにつきましては、書面改正に関する「重要なお知らせ」の承諾の有無に関わらず、2019年6月29日(土)のメンテナンス後から「口座全体」ロスカットへ変更となります。
その他留意事項
・仕様変更に伴い、リッチクライアント版、スマートフォンアプリ(黒・白)のアップデートを行います。
・スマートフォンアプリ(黒)のアップデートに伴い、AndroidOS4.1以降、iOS9.0以降のソフトウェアバージョンがサポート対象となります。
・スマートフォンアプリ(白)のサポート対象について変更はございません。
・今回サービス仕様の変更に伴い各種契約書面の改正を行います。
当社は、外国為替証拠金取引「SBI FXTRADE」のサービス開始以来、全てのお客さまに安心して取引に参加いただくため、公正かつ透明性のあるFX取引サービスをより良い環境にてご提供することに最大限努めております。
今後ともSBI FXトレードをよろしくお願い申し上げます。