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2020年12月28日 更新

XRP下げのビットコインへの影響と年末年始の予想

Review

24000ドルで抑えられる

先週のBTC相場は上値の重い展開。何度か24000ドル(250万円弱)に3度トライするも22000ドル(228万円)まで反落、再び24000ドルをトライするも23000ドル割れに反落している。MicroStrategyのセイラーCEOがイーロン・マスク氏にBTC購入を勧めたことや米景気対策の大筋合意などもあり3度24000ドル台に乗せたBTC相場だがグレイスケールが新規募集を一時停止、JPモルガンが調整の可能性を指摘すると小さなヘッドアンドショルダーを形成し228万円まで値を落とした。SECがリップル社らを訴えるという報があるも景気対策可決を好感、再び24000ドルに乗せたが、トランプ大統領が署名に難色を占めると上値を重くした。リクィデティ・プロバイダーのXRP価格配信が滞り始めるとXRPが下落し、BTCも連れ安、逆にLPのプライスが戻るとXRPがショートカバー、BTCも再び24000ドルをうかがう展開となっている。

Outlook

上値は重いが、思ったほど下がらなかった

年末年始のBTC相場は堅調な展開を予想する。先々週は「ロングポジションが積み上がり」や過去のパターン、「クリスマス休暇で欧米の投資家が不在」「年末前の損益調整売り」などから「上値の重い展開」を予想した。オプションの影響もあってか24000ドルの水準は執拗な売りが見られ、上値は重かったが、22000ドルで下げ止まっており、調整と言うほどの下げではなかった。

思ったほど下がらなかった理由

思ったほど下がらなかった一因は出来高が減少しなかったこと。流石に24日あたりから減り始めたが、クリスマス週で欧米投資家がいなくなる割には高水準を維持していた。22000ドル、23000ドルと下がったところでは押し目買いが入っており地合いは悪くない。25日のオプションカットで24000ドルのバリアが緩み、クリスマス休暇明けに投資家が戻れば、年初来高値も十分可能か。

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