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2021年06月04日 更新

6月のビットコイン相場を占う。アノマリー・曜日効果・難易度調整

BTC相場は4月に65,000ドル手前でピークを付けると、5月に3万ドル近辺まで5割強の下落となり、6か月続いた上昇トレンドが終焉した。そこから一時42,000ドルまで反発したものの戻りは鈍く、3万ドルが今回の下げの大底だったのか? あるいはもう一段の下げがあるのか? 先を見通しにくい展開となってきた。そこで、本稿では、以前ご紹介した月別のアノマリー、曜日効果、難易度調整などの分析をアップデートし、この難しい6月の相場の手がかりを探りたい。

まずは、上図の月別のBTCの上下(率)を見てみたい。上昇した月を「勝ち」、下落した月を「負け」として月別、年別の勝敗・勝率を欄外に示した。「4月のビットコイン相場はどうなる?最強月に潜む不安材料」では、「4月自体は非常に強い月であるものの、これまでの連勝記録は「6」までで7連勝は無かったこと」を不安材料に挙げたが、そこから2連敗となった。逆に言えば、6か月で上昇相場は終わったことは「よくあることだ」と言える。とはいえ、上昇トレンドが途絶えたのだから、今までの様に楽観的にはなれない。しかし、過度に悲観的になる必要もないと考える。
アノマリー的には6月は、2月・4月・11月と並んで強い月。一方で、今まで2か月連続で下落した12回の内、翌月に上昇に転じたのが6回、3連敗となったのが6回と5分5分。年単位で見ると、BTC相場は半減期とその翌年に上昇し易い傾向があり、半減期の翌年に下落した月は2回と3回。今年は既に2か月陰線が出ているとから、従来のパターンを踏襲するならば、下落月は年内でせいぜいあと1-2回。以上を総合すると、6月は上昇となる可能性が高いと考える。

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