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2021年02月02日 更新

ビットコインが次に市場最高値更新する時期を占う

Review

新高値は435万円

先月のBTC相場は大きく上に行って来い。年末に300万円に到達すると435万円まで急上昇、3割強の調整を見せたが、3万ドル割れで下げ止まると380万円台まで急回復を見せている。年末年始に独歩高で3万ドルを突破したBTC相場だったが、ジョージア州の上院選で民主党が勝利、大型追加景気対策への期待やトランプ派の連邦議事堂への乱入もあり史上最高値435万円に達した。しかし36000ドルの大型オプションの影響もあってか利食い売りに310万円台まで急落、その後、1.9兆ドルの景気対策やFRB議長の金融緩和の出口議論は時期尚早とのコメントもあり410万円台を回復するも上値を重くすると、イエレン次期財務長官が暗号資産の犯罪利用への懸念を示すと3万ドル割れまで急落した。ブラックロック、ハーバード大、ロスチャイルドと言ったグッドネームのヘッドラインもあり下げ止まると、イーロン・マスク氏のSNSなどが話題となり一時400万円に乗せている。

Outlook

次の調整は3月か

1月のBTC相場は陽線引け。これで4か月連続の陽線。過去8回のうち、4か月で陽線が止まったのは1回だけ。2月は7勝3敗と上がり易い月でもあり、2月も陽線となる可能性が高い。逆に3月は米納税シーズンや確定申告の関係で非常にパフォーマンスが悪い。また5か月連続陽線になった7回中、6か月連続となったのは3回のみ。7か月連続となったケースはない。2月に更に上昇して、3月に再び調整するイメージか。

4割以内は調整

1月は史上最高値更新後、なぜあれだけ急落したのか。下はBTCとテスラ株。年初の相場はこのテスラ株とBTCの急上昇がいつまで続くのか、もうピークではないかという不安が走った。簡単に言えば高値警戒感だ。参加者全てが含み益を持っているので利食い売りが被さってきたとも言える。価値の裏付けのないBTC相場はこうした乱高下をするケースが多く、2017年3月から11月の急騰相場でも3割超の調整を5回も経験している。

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