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2020年11月18日 更新

ビットコイン相場、次はいつ、どれだけ上がるのか?

年長の長男は鬼ごっこが大好きです。幼稚園でいっぱい鬼ごっこが出来れば機嫌が良く、出来なかった時は家で荒れがちです。先日、清水公園に行った時も、どこからか鬼ごっこをする仲間を見つけ、ポニーに乗らないかと声をかけても、いま鬼ごっこしているから忙しいと断られました。特に小学生を見つけて鬼ごっこをしてもらうのが好きで、先日の運動会の待ち時間(密を避けるために1学年ずつ徒競走やお遊戯をするので、下の子が競技をしている間、隣の公園で遊んでいる)の際も小学生のグループにひたすらついて行き、追いかけられてもないのに一緒に逃げたりを繰り返し、最終的に鬼ごっこに入れてもらったりしていました。ただ、問題は勝手にお友達を鬼に指名する自分勝手なクセがあり時々子供同士のトラブルを引き起こしています。誰に似たのだろうと考えると、思い当たる節がありました。 小職は年長まで東京で過ごし、小学校入学と同時に父の実家のある滋賀県に引っ越しました。最初は虫取りやザリガニ釣り、森の探検など東京で出来ない遊びに夢中でしたが、次に熱中したのが「じらこ」でした。ルールをざっと説明しますと
〇参加者は2チームに別れそれぞれ陣地を決めます。遊具とか大鉄棒だとか。自陣地に触れている場合は無敵で捕まりません。
〇チーム内で一人「前(元帥)」を決め、残りは「後ろ」と「横」のどちらか。「後ろ」と「横」の割り振りは自由。帽子の向きで振り分けし、敵味方は帽子の表裏で選別します。
〇「元帥」は「横」を捕まえられ、「横」は「後ろ」。「後ろ」は「元帥」という三すくみ。
〇「元帥」が捕まれば負け。相手チームの「元帥」を捕まえれば勝ち。
〇「横」と「後ろ」は捕まると相手陣地に連れて行かれます。まだ捕まっていない味方がタッチしてくれれば開放されます。なので、捕まった味方同士で手をつないで相手陣地から助けを求めます。

鬼ごっこに戦略性を求められるもので、小学校3-4年生の頃は昼休みだけではなく、休日も毎週のようにクラスの皆に電話をかけて小学校に集まって遊んでいました。というのは元帥を横が守り、相手の横を切り崩した隙に後ろが特攻をかけるなど戦略性高く遊ぶには少なくとも10人以上必要になるからです。父が単身赴任で、兄や姉は部活や受験で忙しく、家族で出かけるようなことが殆どなかったことも影響していたのかもしれません。いつも言い出しっぺで、すばしっこく、何よりも戦略性があった小職は常に元帥でしたが、息子を見ていて、それだけではなかったのかもしれないと反省する次第です。因みにWikipediaで調べて判明したのですが、世間では水雷艦長だとか駆逐戦艦という呼び名が一般的で、「じらこ」というのは我が街だけで通用する方言だったようです。

鬼ごっこ好きといい、ガンダム好きといい、息子を見ていると昔の自分を見ている様で面白いのですが、時代を超えて同じパターンを繰り返すという意味でテクニカル分析に似ている気がします。そこで、直近の相場動向をテクニカル的に見て、いつ、どこまで上がるのか占ってみたいと思います。実はアカデミックな理論ではテクニカル分析の有効性はあまり高いものではない様子ですが、BTC市場に関しては有効とするものが多いようです。小職の感覚ですと、上下のダイレクションはファンダメンタルズ分析の方が勝るが、テクニカルは、いつ、どこまでといったより精緻な分析が可能となる感じです。

上は直近のBTC相場の三角持ち合いを示したもの。16000ドルのレジスタンスをブレークし、16000ドルがサポートとなりつつある状況です。ここを抜けたので、セオリーで行けば、三角持ち合いの入口の値幅2000ドル上、即ち18000ドル辺りが次の目途となりそうです。では次の上昇のタイミングはいつ頃なのでしょうか?

これは伝統的なテクニカル分析と言うより、最近のパターンを分析したもの。11100ドルのレジスタンスをブレークすると、次はその水準がサポートとなり11日後に次のレジスタンス12000ドルをブレーク。1日で13000ドルに到達すると、徐々に13000ドルがサポートに変わり14日後に14000ドルをブレーク。一気に16000ドル手前まで上昇するとじりじりと16000ドルをサポートに変えつつあります。この階段状の相場パターンが続けば、前回急騰した11月6日から11日から14日後、11月17日から20日の間に18000ドル近くに上昇しても不思議はないことになります。
まあ、これは単にチャートに線を引いてみたり、今までのパターンを示しただけで、未来が必ずそうなる訳ではありません。しかし、こうした相場展開になるのは、BTCには理論価格が無く、人々が下がると思えばいくらでも上がれる(逆もある)のですが、急に上がった後は、少し参加者の目が慣れるのに時間を要すため、こうした水準で足踏みしているのかもしれません。またテクニカル分析は自己実現的な要素があり、市場参加者がそう思うからそうなるという側面もあります。そういう意味では、この水準は利食い売りの目安ともいえるかもしれません。
因みに、自分の子供の頃と息子と大きく異なるのが、食の細さというか食に対する貪欲さの無さです。食事もラーメン、唐揚げ、カレー以外であれば、おかずも食べずに白いご飯だけで満足しています。食欲と言う面では、小職にそっくりな長女と正反対です。ここだけは逆だった方が良かったのかもしれません。

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