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GBPレポート


今年1月末に英国はEUを離脱しており、年末までは移行期間となっている。EUとの通商協定の交渉期限は年末まであるが、通商協議が決裂した場合には、北アイルランドを含めた英国市場を守るための手段として、EU離脱協定を無効化する「国内市場法案」を提案し、すでに下院において賛成340、反対263で可決した。今後は、法案の詳細を審議し、修正の可能性もある。

EU側は、英国の国内市場法案は、離脱協定の一部を無効化するもので、国際法違反につながる可能性があるとして法案の取り下げを求めており、英国のEU離脱問題の先行き不透明感に加え、関係悪化懸念も出ている。

・次の英国とEU交渉は9/28~10/2に予定
英国は国内市場法案を押し出し、EUは離脱協定順守を求め続けると見られている。その中で、ここまで漁業権、国家補助を含めた公正な競争などで両者の意見が折り合っておらず、暫定的な進展が見られるのか注目される。

・10/15-16にEU首脳会議が予定
英国のジョンソン首相は、EU首脳会議までにEUとの交渉をまとめたいと表明しており、まとまらない場合には交渉を打ち切り、合意なき離脱に向けて進むとしている。そのため、ここまでに合意できていない場合には、合意なき離脱の可能性が高まることになる。

・12/31移行期間が終了
通商合意ができていない場合には、WTO(世界貿易機関)の貿易規定に基づく関税が導入されることになる。ただ、2020年12/31に移行期間が終了となるが、「合同委員会」の決定により移行期間を延長することができる。移行期間終了まで英国はEU法順守が規定されており、移行期間中の英国はEU法が適用される。

ポンド/円の日足では、一目均衡表の雲下限ライン近辺で底固い動きが続いています。
ここから、底固い動きが続き、雲の中での動きとなるのか、雲下限ラインを完全に(終値ベース)下抜けて一段の下げとなるのか注目されます。

雲下限を下抜け、尚且つ直近のもみ合いレンジの安値である135.4285を下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も考えられます。その場合の下値目標の計算値は、133.8071、133.5408と計算できます。

一方、上値のポイントは、直近のもみ合いレンジの高値である136.6007がポイントと考えられます。ここを上抜ける場合には、一段の上昇も考えられます。ただ、最近は上ヒゲのローソク足の足型が続いていることから、終値ベースでの上抜けに注目です。

なお、オシレーターのMACDでは、両線がゼロポイントを下抜けたことから、下げ継続を示唆する形状となっています。ただ、先行するMACDラインがやや失速していることから、このラインが上向きに転じるようなら、反転の兆候を示す形状となることから、両線の動きや乖離幅に注目です。

ポンド/円の日足では、一目均衡表の雲下限ライン近辺で底固い動きが続いています。ここから、底固い動きが続き、雲の中での動きとなるのか、雲下限ラインを完全に(終値ベース)下抜けて一段の下げとなるのか注目されます。

雲下限を下抜けて、直近のもみ合いレンジの安値である135.4285を下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も考えられます。その場合の下値目標の計算値は、133.8071、133.5408と計算できます。

一方、上値のポイントは、直近のもみ合いレンジの高値である136.6007がポイントと考えられます。ここを上抜ける場合には、一段の上昇も考えられます。ただ、最近は上髭の長い形状が続いていることもあることから、終値ベースでの上抜けに注目したい。

なお、オシレーターのMACDでは、両線がゼロポイントを下抜けたことから、下げ継続を示唆する形状となっています。ただ、先行するMACDラインがやや失速していることから、このラインが上向きに転じる動きとなるようなら、反転の兆候を示す形状となることから、両線の動きや乖離幅に注目です。

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