オプションFXの用語解説
相対取引
売り手と買い手が1対1で取引すること。本取引は、当社とお客さまの相対取引です。
アウト・オブ・ザ・マネー
行使期日にオプション取引の買方が権利行使をした場合、損失が発生する状態のことを指します。コールオプションでは、権利行使価格が原資産価格を上回る場合です。対義語はイン・ザ・マネー。
アット・ザ・マネー
原資産価格と権利行使価格が等しいことを指します。
アメリカン・オプション
オプションの取引開始日から取引最終日までの期間中、いつでも権利行使可能なオプションです。
RFQ(Request for Quote)
約定するプレミアムを指定しない注文であり、注文の都度、カバー取引先に取引可能な提示のプレミアムの提示を求める注文方式です。ただし、プレミアムが提示された後のマーケットの状況によっては約定しない場合もあります(注文前の取引画面に表示されるプレミアムは参考価格です。)
イン・ザ・マネー
行使期日にオプション取引の買方が権利行使をした場合、利益が発生する状態のことを指します。コールオプションでは、権利行使価格が原資産価格を下回る場合です。対義語はアウト・オブ・ザ・マネー。
インプライド・ボラティリティ(Implied Volatility)
市場で取引されている価格変動率です。オプションの価値算出に使用されるパラメータで、ヒストリカル・ボラティリティが過去の値動きの価格変動率なのに対し、インプライド・ボラティリティは将来の値動きを市場参加者が予想した価格変動率になります。
売値(Ask、Offer)
当社がお客さまに提示する売値。お客さまが買付けを行なう際の参考値です。
営業日
取引対象通貨ごとに国内の金融機関の営業日及び外国の金融機関の営業日を勘案し、当社が定めた日をいいます。
エキゾチックオプション
バニラオプションに特殊な条件を付加したものです。代表的なものには為替レートが指定の水準に到達した際にオプションの権利が消滅するノックアウト・オプションなどがあります。逆に、為替レートが指定の水準に到達した際にオプションの権利が発生するエキゾチックオプションはノックイン・オプションと呼ばれます。ちなみに他社で取引されているバイナリオプションはヨーロピアン・デジタル・オプションと呼ばれるエキゾチックオプションです。
外国為替オプション取引
特定の通貨を一定の期日に一定の価格で売買する権利を取引することです。
買値(Bid)
当社がお客さまに提示する買値。お客さまが売付けを行なう際の参考値です。
カバー取引
金融商品取引業者がお客さまを相手方として行う外国為替証拠金取引やオプション取引の価格変動によるリスクの減少を目的として、当該取引と取引対象通貨、売買の別等が同じ市場デリバティブ取引又は他の金融商品取引業者その他の者を相手方として行う取引のことです。
ガンマ
原資産価格の変化に対するデルタの変動値です。デルタの変動を予測することができるので、原資産価格が変動することで、どの程度オプション価値が変動するかをより精緻に計算することができます。デルタがオプションの価値を直線(1次関数)で近似しているのに対し、ガンマとデルタの両方を勘案することでオプションの価値を曲線(2次関数)で近似することが可能になります。
金融商品取引業者
外国為替証拠金取引やオプション取引を含む金融商品取引を取り扱う業務について、金融商品取引法による登録を受けた者のことです。
権利行使
オプションの買方が、満期に権利を行使することです。本取引においてはNDO(ノンデリバラブル・オプション)であるため権利行使価格と実勢価格(清算価格)による反対売買を指します。
権利行使価格
オプションの買い手が行使できる原資産の価格のことをいいます。「ストライク・プライス」とも呼ばれています。
権利行使日
オプションの権利が行使可能な日時を指します。
権利放棄
最終の権利行使日にアウト・オブ・ザ・マネーの状態であるオプションについて、権利が消滅されることです。
注)イン・ザ・マネーでも権利放棄可能ですが本取引においては自動的に権利行使(反対売買)されます。
原資産(価格)
オプション取引の対象となる資産(資産の価格)のことです。オプションFXの場合、決済金額が受け渡される日(行使期日の2営業日後)の為替先物(為替先物の価格)になります。
コール・オプション
オプション取引において、スポットを将来のある期日に、決められた権利行使価格で買うことのできる権利のことです。本取引においてはNDO(ノンデリバラブル・オプション)であるため権利を行使する際には権利行使価格で買うのと同時に実勢価格(清算価格)による反対売買を行います。
時間的価値
オプション取引において、オプション価格から本質的価値(インザマネーの場合、原資産価格と行使価格の差額分の価値。アウトオブザマネーの場合、常に0。)を除いた金額のことです。時間の経過とともに減少し、権利行使日時にゼロになります。
清算価格
清算する時点のオプションプレミアムを指します。また、本取引では権利行使時の反対売買に使用される実勢価格についても「清算価格」と表示します。
セータ
オプションのリスク指標のひとつで、時間変化に対するプレミアムの変化額を表します。通常、1日経過することで、プレミアムがどの程度変化するかを見る指標になります。
損益評価額
保有オプションに対して実勢レートを用いて評価した額をいいます。
デリバティブ取引
その価格が取引対象の価値(数値)に基づき派生的に定まる商品の取引をいいます。先物取引及びオプション取引を含みます。
デルタ
原資産価格の変化に対するオプション価値の変動値で、イン・ザ・マネーで権利行使日時を迎える確率を示します。
値洗い計算
外国為替オプション市場の実勢レートを用いて保有オプションを評価し、資産評価額を計算する作業をいいます。
NDO(Non-Deliverable Option)
権利行使日時において当該通貨の受け渡しは行わず、権利行使価格と実勢価格との差額を円貨によって清算するオプション取引のことです。
バニラオプション
コールやプットの売買のようにシンプルで基本的なオプションを示します。バニラオプションに特殊な条件を付加すると、エキゾチックオプションになります。
反対売買
権利行使日時を待たずに保有オプションを売決済することをいいます。本取引においては反対売買による清算となります。
ヒストリカル・ボラティリティ
過去の値動きに基づいて算出された価格変動率です。将来の値動きの予測を表したインプライド・ボラティリティを考える際の参考指標となります。
評価額
保有オプションに係るプレミアムの総額をいいます。「プレミアム評価額」とも呼ばれます。
プット・オプション
オプション取引で、スポットを将来のある期日に決められた権利行使価格で売ることのできる権利です。本取引においてはNDO(ノンデリバラブル・オプション)であるため権利を行使する際には権利行使価格で売るのと同時に実勢価格(清算価格)による反対売買を行います。
プレミアム
オプションの権利に対してつけられる価値のことです。この価値はオプションを購入する際の値段であり、本質的価値と時間的価値から構成されます。
ベガ
オプションのリスク指標のひとつで、原資産のボラティリティ変化に対するプレミアムの変化額を表します。
ボラティリティ
一定期間内の価格変動率を示します。ボラティリティは2タイプあり、一つは過去の値動きに基づいて算出されたヒストリカル・ボラティリティ。もう一つは市場で取引されているインプライド・ボラティリティがあります。
保有オプション
取引口座に保有している未決済のオプションをいいます。
本質的価値
インザマネーの場合、原資産価格と行使価格の差額分の価値のことです。アウトオブザマネーの場合、常に0となります。
呼値
取引レートにおける値動きの最小単位をいいます。
ヨーロピアン・オプション
権利行使がオプションの満期のみに限定されているオプションです。本取引はヨーロピアンオプションとなります。
預託金残高
お客さまが当社の本取引口座に預託している金銭の残高をいいます。
リスクファクター
オプション価格に影響を与える市場の種々の変動の要因です。原資産価格の変化、満期までの残存期間の変化、ボラティリティの変化、金利の変化などがあげられます。
ロー
オプションのリスク指標のひとつで、金利の変化に対するプレミアムの変化額を表します。