元邦銀ヘッドオプショントレーダーが送るオプションレポート| SBI FXトレード 

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元邦銀ヘッドオプショントレーダーが送るオプションレポート

オプション市況

先週末のアジア時間のドル円スポットは米雇用統計を前に様子見の展開。106円台後半で小動きに終始した。その後発表された米雇用統計は強弱ミックスの結果となり、一時107円台を回復したものの、結局方向感出ずに106円台後半に押し戻されニューヨーククローズとなった。ドル円のボラティリティはスポットがブレイクイーブンに全く達しなかったことで約1日分乗っていたイベントプレミアム分以上の下落。手前中心に全ターム大幅に値を下げた。結局1ヶ月物のアット・ザ・マネーは東京オープン比0.6%下落し6.75%でクローズ。また、リスクリバーサルはスポット水準はほぼ変わらなかったものの、ボラティリティにつれ安となる格好で0.05%程度緩んで帰ってきている。

オプション戦略

先週の米ISM製造業から始まったリスクオフで、米国の経済指標に俄かに注目が集まったが、先週最後となる米雇用統計はミックスで何とも締まらない結果。一旦スポットは方向感を失ってしまったように見える。ただ、米株などは半値程度まで戻す一方で、米長期金利は戻りが鈍く、アセットによってリアクションが異なっている。スポットはここからもう一段下げるよりは、調整で戻る確率が高まっているように思える。10月限月のオプションは先週末の米雇用統計後のイベントプレミアム剥落と、そもそも行使期日が近づいてきていること(今週金曜日が行使期日)の合わせ技でプレミアムが下落し、近いストライクも買いやすくなっている。10月限月の107.00や107.50ストライクのドルコールオプションの購入は妙味があるのではないか。

106.80スポット前提(10月7日朝8時時点)

107.00ストライク

(※ドル円)

107.50ストライク

(※ドル円)

*ボラティリティ-市場で取引されている価格変動率です。オプションの価値算出に使用されるパラメータで、ヒストリカル・ボラティリティが過去の値動きの価格変動率なのに対し、インプライド・ボラティリティは将来の値動きを市場参加者が予想した価格変動率になります。この場合のボラティリティはインプライド・ボラティリティを指します。

*リスクリバーサル-リスクリバーサルとは、もともとオプション取引の一手法の名前でした。満期期日、想定元本、デルタが同じOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)のコールとプットを反対売買する取引のことです。スポットの値動きがランダムウォークであれば、コールとプットのプレミアムは同じになるはずですが、実際の市場ではこれは同一になりません。実際には需給や将来の変動率を反映してコールとプットのプレミアムに差が生じます。その差が上下どちらの方向へ変動するかのリスク認識の偏りとされ、オプション市場での相場観を反映することになります。例えば、ドルが下がるというリスク認識を持っている人が多ければドルプットオプションの方の需要が高まり、ドルプットオプションのほうの値段が高くなります。この価格差がいわゆるリスクリバーサルです。一般的にはコールのインプライド・ボラティリティからプットのインプライド・ボラティリティを引いた差分をリスクリバーサルと呼びます。

その他の用語解説はHP上にあるオプションFX用語集をご参照ください。

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